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「リケジョ」は日本のモノ作りを変えるか

彼女たちの本音と企業の思惑

2013年11月6日(水)

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 企業が理工系女子を採用する動きが広がっている。いわゆる「リケジョ」だ。男中心の開発現場に新風を吹き込み、グローバル競争にさらされている日本のモノ作りを変えていけるのか。彼女たちの本当の思いや、企業の思惑はどこにあるのか。コミュニティー作りのエンパブリックで、講談社と組んでリケジョの支援活動をする先輩リケジョ、矢部純代氏に聞いた。

(聞き手は宮澤 徹)

今、リケジョブームと言われます。支援活動をしてきた1人として手ごたえは感じていますか。

矢部純代(やべ・すみよ)氏
1966年愛知県生まれ。早稲田大学理工学部物理学科卒業、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。専攻は放射線生物。三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)を経て、2008年よりエンパブリックスタッフ。2010年より講談社Rikejoプロジェクトにも事務局として参加し、理系女性のコミュニティー作り、理系女子中高生への支援などに関わる。(写真は中島正之、以下同)

矢部:最近、東京の女子高では理工系がとてもはやっていて、理系クラスも増えています。特にトップ校では、文系より理系を選択する女子が多いことも珍しくないようです。自動車や電機など、日本の大手製造業が理工系女子の採用に力を入れており、リケジョが存在感を高めるチャンスと言えます。

 ただ、それは全国的な傾向というわけではありません。地方ではまだ、理工系に進もうという女子はあまりいません。そういう子が、進路について周囲に相談ができる人が誰もおらず、私たちのところへ投稿したり、相談しに来たりしています。女子が理工系を選択しやすい環境を地方にどう広げていけるかが、課題の1つです。

企業が理工系女子に注目し始めたのはどうしてでしょうか。

矢部:消費者の半分が女性だから、企業は製品開発に女性目線が必要と考えているのでしょう。何か画期的なことをしようと思ったら、多様な人の意見が必要になります。いろいろな考え方の人が社内にいた方が、開発をするうえで発想を広げやすいという面があります。

 開発現場を活性化したいという狙いもあるでしょう。人から聞いた話ですが、ある企業の開発プロジェクトチームで、隣のチームに質問したいことがあったのですが、メンバーの男たちは「今さらあいつには聞けねえ」などと言い合いながら、一向に進まない。ところがそこに女性が入ると、「私が行きます」と飛んで行き、普通に聞いてきて、話がすぐに進んだ。

 客先に商品の説明に行くときも、女性が1人いるとその場が和んで、商談がうまくいくこともよくあります。こうした見方は男女差別だと言う人がいるかもしれませんが、私はリケジョのいい点だと思います。

 女性は男性よりも高いコミュニケーション能力を持っていると私は思います。そして、人当たりのよさという長所をうまく活用することで、仕事が効率的に運ぶといった効果を、場合によっては発揮するのではないでしょうか。

 ただ、企業が採用したい理工系人材の専攻分野と、理工系を志す中高生女子たちの進路が必ずしも一致しているわけではありません。

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「「リケジョ」は日本のモノ作りを変えるか」の著者

宮澤 徹

宮澤 徹(みやざわ・とおる)

日経ビジネス副編集長

日本経済新聞社産業部、中国総局、重慶支局長、2012年秋日経ビジネス副編集長。製造業とアジア担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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