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オリンピックは福岡の「空元気」が呼び込んだ?

空気株式会社代表 江口カンさんに聞く

2013年11月1日(金)

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東京2020オリンピック・パラリンピック国際招致PRフィルム「TOKYO2020 Tomorrow begins~未来(あしたがはじまる)~」を作ったのは、福岡の会社だって知ってます? 福岡県限定で、朝ドラが作られてヒットしたのを知ってます? この地で映像制作プロダクション「空気」を率いる江口カンさん、そして、東京招致のビデオの演出を担当した上原桂さんに聞きました。

(聞き手:山中浩之)

(※なお、先に連ドラのお話をお聞きしています。招致ムービーのお話が早く読みたい方は、こちら

お久しぶりです。最近はt.A.T.uのアレが話題の江口さんですが、最初にお目にかかったのは例のNikeのアキバマンこと「NikeiD Cosplay 」のときでしたよね。

江口:懐かしい(笑)。浜松町のビジネスホテルの喫茶室で2時間くらい話しましたね。

時々お会いしていますが、「連続テレビ小説」をやりたい、という話を最初に聞いたのは、たしか3年前くらいじゃないですか。「明太子のふくやさんとドラマが作れそう」と。

江口:話、しましたっけ。何だかんだ3年越しぐらいでやりましたので。何とか形になりました。

「めんたいぴりり」の内覧用のDVDをいただいて、福岡に向かう道中で最終回を見て、意外と言ってはものすごく失礼ですが、「予想を裏切る展開」ではないのに、泣けて笑えて、びっくりしました。

主演:博多華丸、富田靖子、脚本:東 憲司、監督:江口カン、原作:「明太子をつくった男~ふくや創業者・川原俊夫の人生と経営」川原健著、海鳥社。第一部は2013年8月3日(土)、第二部は8月5日から月~木の9時50分~10時5分に放送、全16話。放映は西日本テレビ、番組ホームページはこちら。番組についての「天神サイト」さんのインタビューはこちら

江口:ああ、ありがとうございます。極めてベタっちゃベタなんですけどね。まあ、逆にああいうストレートな話ってここ最近あんまりないし、「実はみんなああいう話が今欲しいんじゃないかな」という気もしていて。そうしたら、ほら、「あまちゃん」や「半沢」も、どどっと来て。

あれだって、演出を別にすればベタっちゃベタな話ですからね。

江口カン(えぐち・かん)映像ディレクター/KOO-KI代表。福岡生まれ。九州芸術工科大学画像設計学科卒業。1997年にKOO-KIを共同設立。福岡を拠点に、CMや短編映画、ドラマなどエンターテイメント性の高い映像作品の演出を手がける。カンヌ国際広告祭金賞、銅賞、福岡県文化賞受賞など国内外で多数受賞。 Boards誌(カナダ)「Directors to Watch2009」14人のうち1人に選出される。2010~2012年と3年連続で、世界三大広告賞のひとつであるCLIO Awards(アメリカ)審査員を務めた。 2012年春より広島県観光キャンペーン「おしい!広島県」クリエイティブ・ディレクター兼 映像ディレクターを務める。(インタビュー写真:飯山 翔三、以下同)

江口:ベタ、どベタですよね。逆に時代感としてはありなんじゃないかなという確信はあったんですけどね。

そう思ったら今度はオリンピックのプロモーションムービーを作って、日本招致に大きく貢献した、という。これでやっと福岡まで出張する大義名分ができまして(笑)。

江口:(笑)。

当時から「いや、もう東京に出ちゃったらよそと同じ。だから、絶対福岡で映像制作をやるんだ」と江口さんは何度も言ってました。

江口:ドラマに関してもそういうことになりました。

で、地方民放局の朝ドラ、どういう経緯で。

江口:博多の中洲で1948年に創業した「ふくや」さんの、創業者のお孫さんが今、ふくやさんで統括という役職をやられていますが、この方と僕は年代が近くて、前から時々飲みに行ったりしていまして、そこで創業者のおじいさんの話をいろいろ聞いていると、やっぱり面白いんですよね。めんたいこを発明した男ですから。

あれは「発明」なんですか。

江口:発明ですね。発明家の話って面白いんですよ。ロケットだろうが、めんたいだろうが。めんたいもやっぱりその人が発明しなければ日本にあの総菜がなかったわけですから、意外と影響力は大きい。そして、いろいろな修羅場をくぐり抜けて来た。戦争もそうですし、生まれ育った韓国から日本に引き揚げたりして。

釜山からでしたね。

地方発、連ドラが生まれた偶然と必然

江口:ああ、そうか、やっぱりいろいろな困難を越えて作っているんだなという話とか、ものすごく笑える話とかもいっぱい聞いていた。そして、たまたま3年後が創業者の方の生誕100周年と聞いた…ちょっと記憶がはっきりしないんですけど、僕の何となくの記憶だと、そこで何かやりたいと言われているような気がして。

特に、お仕事としての正式な依頼が先方からあったわけでもなく?

江口:ある意味勘違いで「じゃあ、ドラマにしましょうよ」と僕が盛り上がりまして、地元テレビ局のプロデューサーを誘って企画書を書いてもらって、ふくやさんにプレゼンしたら、「やりましょう」ということになったんですね。

最初からテレビの連続ドラマ狙いだったんですか。

江口:ドラマ狙いでしたね。映画という選択肢もあったんだけど、制作委員会ではなく、1社からお金をもらってやる以上、広告的な影響力がないといけないなと思って。連ドラにすることで触れる機会をとにかく増やしたかったなと。もう1回「めんたいこの元祖はふくやなんだな」ということが伝わって、しかもそのふくやを作った人のキャラクターをすごい素敵に描いたら、ファンも増えるんじゃないかな、という。

連ドラという形で1社提供で地元テレビ局のみ、というのは、前例がなさそうですが。

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「オリンピックは福岡の「空元気」が呼び込んだ?」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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