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5万円で5000枚の新聞折込チラシがまける!

29歳のベンチャー社長が6兆円市場の変革に挑む

2013年11月13日(水)

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印刷ベンチャー「ラクスル」の松本恭攝社長。東京・芝浦の旧オフィスの写真。
同社は11月から虎ノ門の新オフィスに移転した。(写真は鈴木愛子、以下同)

 「印刷業界」というと、大日本印刷や凸版印刷といった大手、もしくは街場の小さな印刷会社のいずれかを想像される方が多いだろう。どちらも昔からある「オールドエコノミー」の代表例で、市場規模が徐々に縮小している業界でもある。そんな印刷業界で今、注目されているベンチャー企業がラクスルだ。

 自らは印刷設備を持たず、インターネット経由で顧客から名刺やチラシなどの印刷を受注し、連携した中小の印刷会社に印刷を依頼するモデルを確立。中小の印刷会社の設備の稼働率は常に低く、非効率なところに目を付け、工場の空き時間を有効活用しようという試みだ。提携する印刷会社は11月時点で1600社にまで増えた。

 今年の春以降は、新聞の折込チラシやポスティングを低価格で提供するサービスも開始。詳しくは後述するが、5~10万円程度で、指定したエリアに5000枚の折込チラシを配れるという低価格を実現。これだけ安ければ、個人経営の店舗なども、販促に折込チラシを手軽に利用できるようになる。

 元外資系コンサルティング会社出身で、「他の人ができることはいい。自分だけができることをやりたい」と話すラクスルの松本恭攝社長に話を聞いた。

(聞き手は小野口哲)

最近のベンチャー企業というと、スマホのアプリやネットサービスなどと思いがちですが、松本さんは「印刷」に目を付けられた。これはどうしてですか?

松本:私は2008年にA.T.カーニーという外資系のコンサルティング会社に新卒で入ったのですが、ここではコスト削減に関するプロジェクトに多く携わったんです。コスト削減といっても、いろんな費用項目がありますよね。私は、直接財より間接財を中心にコストを削減するところをやっていたんです。

 間接財といっても、ロジスティックスだったり、プロモーションコストだったり、賃料、光熱費、販管費、システム開発、通信費など、非常に幅が広い。ここをすごく細かいところまで見たのですが、その中で「印刷費」が非常にコスト削減効果が高いということに気付いたんです。

印刷業界の市場規模はまだ6兆円もある

 調べてみると、非常に面白いんです。印刷業界は、非常に非効率、不透明な業界なんです。それでいて市場が6兆円もあるんです。6兆円もある産業って実はそんなにないと思うんですよ。

 大日本印刷、凸版印刷などの大手があり、以前はその他に3万社も印刷会社があったんです。直近の数字だと、2万社程度に減っているようです。2009年、2010年前後で、一番倒産件数が多いのは印刷会社だったんですね。

 数がだんだん減っているけれど、まだ2万社もある。巨大なガリバーがいて、中小が非常にたくさんあるという、いびつな構造なんです。ここは、インターネットを使うことで大きく変えることができるのではないかと考えたわけです。

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「5万円で5000枚の新聞折込チラシがまける!」の著者

小野口 哲

小野口 哲(おのぐち・あきら)

日経ビジネスアソシエ副編集長

日経バイト、日経モバイル、日経パソコン、日経コンピュータ、日経PC21、日経ビジネスなど日経BP社の雑誌を渡り歩き、2015年4月から現職。趣味・生きがいは“食べること”。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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檜山 敦 東京大学先端科学技術研究センター 講師