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カリスマになろうとして「倍返し」を食らいました

第5回 中竹竜二・元早稲田大学ラグビー部監督(上)

2013年12月4日(水)

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 日本人らしい、地に足の着いたリーダーシップで、会社を成長発展させている経営者には、何か共通点があるのではないか――。「現場力」の重要性を唱え、戦略とマネジメントにも精通する遠藤功・早稲田大学ビジネススクール教授(ローランド・ベルガー会長)が、いま注目の日本人リーダーに迫る。

 対談の5人目は、元早稲田大学ラグビー部監督で、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターの中竹竜二氏。「フォロワーシップ」を重視した組織運営によってチームを強化し、早稲田大学ラグビー部の監督として2年連続で大学選手権を制覇した。「誰でもできるリーダーシップ」を追求し、ラグビーの世界だけではなく、ビジネスマン向けのリーダー研修でも活躍する。

中竹 竜二(なかたけ・りゅうじ)
公財)日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター。1973年福岡県生まれ。93年早稲田大学人間科学部入学。4年時にラグビー蹴球部の主将を務め、全国大学選手権準優勝。97年卒業後、渡英し、レスタ―大学大学院社会学部修了。2001年三菱総合研究所入社。2006年早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し、2007年度から2年連続で全国大学選手権を制覇。2010年2月退任。同年4月日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターに就任。2012年度はラグビーU20日本代表監督を兼任。(写真:大槻純一)

遠藤:中竹さんは早稲田大学ラグビー部の監督として2年連続大学選手権制覇という実績を残されていますが、「日本一オーラのない監督」とも呼ばれています。強いチームを作る監督というと、カリスマ性で選手を引っ張ることが多いわけですが、中竹さんは全く違うスタイルで選手の力を引き出した。

中竹:勝った時は、選手たちが「自分たちの力で勝った」と思ってくれて、「そういえば中竹さんもいたけど、何もしなかったよね」って言われるくらいでいいと思っていました。

遠藤:「監督の力で勝たせてもらった」とは思わせない。

中竹:逆に選手たちが「監督を勝たせてあげた」と言える。本当にそう言われましたから(笑)。

「あなたがリーダー」という固定的な役割はなくなる

遠藤:普通の人が考える監督のイメージとはずいぶん違いますね。中竹さんの頭の中にあるリーダーシップとは、どういうものですか。

中竹:昔は「リーダーは組織の中に1人だけ」とみんな思っていたんでしょうが、これからの時代は、場面とか状況に応じて入れ替わり立ち替わりリーダーが出てくるようになると思っているんです。監督やキャプテンのようなポジションは1つで、普段はその人がリーダーをやるけど、「今回は俺にはよく分からないから、お前、頼む」と別の人にリーダーになってもらうことが当たり前になる。そんなイメージですね。

 その時に大事なのは、全員がリーダーシップを発揮しないといけない可能性を持っているし、逆にリーダーにとっては、組織の中での活動の半分以上はリーダーじゃなくて、フォロワーにならないといけない可能性が出る。

遠藤:なるほど。リーダーにはリーダーシップだけではなくてフォロワーシップが必要になってくる。

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「カリスマになろうとして「倍返し」を食らいました」の著者

遠藤 功

遠藤 功(えんどう・いさお)

早稲田大学ビジネススクール教授

ローランド・ベルガー日本法人会長。1956年生まれ。79年早稲田大学商学部卒業、三菱電機入社。米系戦略コンサルティング会社を経て、2000年ローランド・ベルガー社長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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