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“メーヴェ”は35年ぶりの「民間ジェット機」

飛行機もクルマもロケットも、「草の根」が必要だ

2013年12月9日(月)

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【前編から読む



 あの「風の谷のナウシカ」で、主人公ナウシカが操る一人乗りの飛行具「メーヴェ」。「実際に飛ばせるんじゃないか」と考え、資金と10年の時間をつぎ込み、ジェットエンジン搭載の実機「M-02J」で本当に自分で飛んでしまったのが、こちらの八谷和彦さんだ。

八谷 和彦(はちや・かずひこ)氏
メディアアーティスト、東京芸術大学美術学部准教授。ペットワークス取締役。1966年 佐賀県生まれ。九州芸術工科大学画像設計学科卒。作品に「視聴覚交換マシン」や愛玩メールソフト「ポストペット」などのコミュニケーションツールや、ジェットエンジン付きスケートボード「エアボード」やメーヴェの実機を作るプロジェクト「オープンスカイ」などがあり、作品は機能をもった装置であることが多い。(写真:大槻純一、以下特記なきものは同)

 後編では、このプロジェクトの資金繰りや、「オリジナル」の考え方などをお聞きしていく。

(聞き手は日経ビジネス編集部 山中浩之)

日経なので、あえて「つまらない」話をお聞きするんですけど、このM-02Jが完成するまでに、プロジェクトにかなりの金額を投入なさったわけじゃないですか。

八谷:はいはい。

これって、回収をどうするのかは考えていらっしゃるんですか。

八谷:あまり考えてないですね(笑)。会社(ペットワークス)の費目としては「研究開発費」です。

研究開発費。

八谷:まあ、ある種投資的な資金ですよね。でも、もちろん会社の役員でもあるし、みんなが汗水垂らして、そしてポストペットのモモやお人形たちが稼いでくれたお金というところもあるので、せめてプラマイゼロには持っていくつもりだし、だらだら赤字を垂れ流すみたいなことはもちろん許されないので、そうしないようにしてきています。といいますか、プロマネとしてはそれなりの勝算はあってやっていますよ。

具体的には?

ナウシカの飛行具、作ってみた 発想・制作・離陸---- メーヴェが飛ぶまでの10年間』(八谷 和彦、猪谷 千香著、あさり よしとお イラスト、幻冬舎)

八谷:このプロジェクトでは(グライダーとエンジン付きを合わせて)2機しか作らないんだけど、プロジェクトが終了した後は機体を売却して、それでプラマイゼロか若干プラスには持っていこうと。実際にエンジンがついて飛行するまでには、5分の1空力検証モデル、エンジン非搭載のモデルを用意して、段階を踏んで作っていくわけですが、それぞれの役割が終わったところで売れば、プロジェクトの資金になるわけです。

 とはいえ、本にも書きましたが、資金不足対策というのが本当のところで、予備機としてのグライダー(M-02、ジェットエンジンを搭載せず、ゴムひもの反発力で飛ぶ)を手放すのは苦渋の選択でしたね。

いまの赤字額はどのくらいなのですか。

コメント4

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「“メーヴェ”は35年ぶりの「民間ジェット機」」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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