• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

資産運用で1億円は目指さなくていい

カモられないための基礎知識

2013年12月12日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 この連載の1回目でフィデリティ退職・投資教育研究所のアンケートを引き、資産運用で利益を上げている70代は2割と書いた。利益を上げられない理由は以下のどれか、もしくはすべてだろう。

  • 日本株が長期にわたって低迷し、円高も進むなど、環境が悪かった。
  • 投信の信託報酬や売買手数料が高く、コストに押しつぶされた。
  • 運用が下手。
  • 証券会社や銀行の餌食になってきた。

 今も「新しい投信の販売ノルマを達成するために、付き合いの長い『太い客』に頼み込んで買ってもらった」といった話は普通に転がっている(昨秋からの株高で証券会社も銀行も大きな利益を上げているので、足元では収まっているようだが)。

 ただ、証券会社の肩を持つものでもないが、ほとんどの営業マンは無理を聞いてもらえる顧客のことは大切にしていて、何とか利益を上げてほしいと思っている(もちろん、最終的には営業マン自身のためでもある。いつ、何かをきっかけにして顧客を「食い散らかす」リスクは残る)。

 結局のところ、それなりに妥当だと考えられる知識がないか、「株に投資するからには年10%の利益は最低限」などと欲の皮を突っ張らせてしまうので、偏った運用になってしまうのだ(連載1回目の繰り返しになってしまうが、それでも利益を上げられる確率はある)。

 資産運用で期待できるリターンはどの程度か。運用結果のブレはどのくらいになる確率が高いのか。私たちは、明日のことは何も分からぬ凡夫に過ぎないとの前提で、奇をてらわずに考えてみる。

 今回、お供してもらうのはNPO インデックス投資協会が運営するウェブサイト「わたしのインデックス」だ。

 このサイトは実直な作りで、様々な指数(日経平均株価やTOPIXやニューヨーク・ダウなどのこと)の20年にわたる値動きをまとめていたり、いくつかの資産に分散投資した際のリターン実績を見たりできる。利用は無料。いくつかの指数をチェックしてみたが、データも正確だ。

 NPOながら、実際には加藤優一氏という個人が実質的に運営している。加藤氏は30代。かつて在学中に起業し、数年後に「割と良い値段で」売却することができ、今は郷里の岐阜県で悠々自適に過ごしている。

 つまり、彼がサイトの閲覧者を欺いて利益を上げる必要はない。ウェブサイトは広告をほとんど掲載しておらず、「虎の巻」や「マニュアル」「手帳」を売りつけることもない。何度か会ったことがあるが、恬淡とした人物だ。

コメント0

「年金はどこまで減るか」のバックナンバー

一覧

「資産運用で1億円は目指さなくていい」の著者

張 勇祥

張 勇祥(ちょう・ゆうしょう)

日経ビジネス記者

2012年から日経ビジネスの記者。転々と部署を異動してきた器用貧乏。それでも、何とか中国経済はモノにしたいと願う中年記者。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

もっと事業を効率化して、料金を下げて、消費者に貢献しないと業界はだめになってしまう。

和田 眞治 日本瓦斯(ニチガス)社長