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ハイブリッドは「非トヨタ方式」で行く

ポルシェ開発担当取締役が描くクルマの未来

2013年12月25日(水)

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 高級スポーツカー・メーカーのポルシェが、小型SUV(多目的スポーツ車)「マカン」を発表した。フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下にあるメリットを生かし、同グループの高級車メーカーであるアウディのSUV「Q5」のプラットフォームを採用した。VWグループで推進する、モジュール戦略の恩恵を受けた格好だ(第1回 VW開発担当取締役ノイサー氏のインタビューはこちら

 同時にポルシェは、プラグイン・ハイブリッド車(PHV)をスポーツカーで環境性能を高めるための中核技術として位置づけている。米国の富裕層向けに電気自動車(EV)のスポーツカーを開発し、人気が高まっている米テスラ・モーターズとは対照的だ。

 ポルシェの開発担当取締役で、その前はVWでグループのパワートレイン(エンジンや変速機などを含む駆動システム)の開発を統括していたウォルフガング・ハッツ氏(以下ハッツ氏)に、モジュール化やPHVの開発に力を注ぐ理由を聞いた。(日経ビジネス12月23日号特集「強さの秘密 ドイツ ワーゲン、BMW、ボッシュの革新力」も合わせてお読みください)

ポルシェが今、小型SUV(多目的スポーツ車)「マカン」を市場に投入する背景を教えてください。

ハッツ氏:今から約3年前、将来、私たちの顧客はどのようなクルマを求めるようになるかを議論しました。高級スポーツセダン「パナメーラ」の発売1年後の2010年でした。また、これまでSUV「カイエン」が大きな成功を収めてきたこともあって、よりコンパクトなSUVが必要だという結論に達しました。

東京モーターショーで公開されたポルシェの新型コンパクトSUV「マカン」

 一方、フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のブランドとして、格好の技術的な基盤がありました。それが、アウディの「Q5」です。Q5をベースにポルシェが小型SUVを開発すれば、ポルシェの価値に見合ったスポーティーなSUVを作ることができると考え、「マカン」の開発に乗り出しました。

 マカンは、SUVというよりもスポーツカーに近い走りを実現しています。ポルシェのさらなる成功の牽引役になると確信しています。

マカンは、VWがグループで推進するプラットフォーム戦略の一環なのですね。

ハッツ氏:プラットフォームの共有は、既にVWの「トゥアレグ」をベースにカイエンを作ったときからの歴史があります。カイエンのときと同じように、マカンでもQ5に様々な点で手を加えており、全く異なるクルマに仕上がっています。

 例えば、パワートレイン(エンジンや変速機などで構成される駆動システム)を大きく変更しています。新開発のV型6気筒エンジンを搭載しているほか、変速機もブレーキもサスペンションもステアリングも、すべてポルシェ仕様です。ホイールベース(前輪と後輪の間隔)はQ5と同じですが、走りは全く別物です。

VWが開発したモジュール「MQB」を使ったプラットフォームでは、部品の共有率は7割とも言われていますが、マカンとQ5におけるプラットフォームの共有では、そこまで共有率は高くないわけですね。

ハッツ氏:その通りです。マカンでは、ずっと多くの部分で手を加えています。

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「ハイブリッドは「非トヨタ方式」で行く」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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