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香港上場はアジア市場へのコミットメント

イーコンテクストアジア/ベリトランスCEO(最高経営責任者)の沖田貴史氏インタビュー

2014年1月7日(火)

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 デジタルガレージ子会社のイーコンテクストアジアは2013年12月19日、香港証券取引所への上場を果たした。日経ビジネス1月6日号の特集「THE 100―2014 日本の主役」にも選出された同社CEO(最高経営責任者)の沖田貴史氏がその狙いを語る。

香港に上場した狙いは。

沖田:オンライン決済事業を展開している我々が今後、アジア展開を進めていく上で知名度を高めるためだ。アジアにおけるプレゼンスを高めたい。そのためには日本での上場ではダメだ。

イーコンテクストアジア/ベリトランスCEO(最高経営責任者)の沖田貴史氏(撮影:村田和聡)

 普通であれば日本が頂点に立ち、アジアに子会社を設立するというのがオーソドックスな形だろう。だが、我々は香港に親会社を置き、日本も含めた各国の事業を下に置く形態を取った。もちろん現時点において売り上げの9割は日本市場から上がっているし、今後も日本市場が引き続き重要であることには変わりがない。香港上場はアジア市場に打って出るというコミットメントだと理解していただきたい。

 法人税の安さは選ぶ理由にならなかった。むしろ香港に本社を構えるに当たって、「こんなに税金が高いところに本社を置くんですか?」と言われたくらい(笑)。タックスメリットを追求するならケイマン諸島を選ぶ。

 シンガポールという手もあったが、60億円を調達するに当たって香港市場への上場のほうが適していた。現物株においてはシンガポール証券取引所よりも香港証券取引所のほうが強い。今後、よりいっそう中国展開を進めていく上でも、香港のほうが合っている。

 もちろん、香港にカントリーリスクがあることは認識している。だが、この手のリスクはどこの国にもあるものだ。シンガポールにだって、日本にだってある。どの国においても一定のカントリーリスクは存在する。むしろ日本企業が日本にとどまることこそが一番のカントリーリスクではないか。日本人にとって日本は当然ながら居心地がいい。生活面においても素晴らしい環境だ。だが、ゆでガエルになるリスクが大きい。海外の市場に積極的に晒していくことこそが重要だと思う。

香港市場への上場後、早速インドへの進出を発表した。

沖田:ネットプライスドットコムの100%子会社であるBeenos Asiaとともに、シトラスペイメント(インド・ムンバイ)という企業に出資した。我々にとっては日本、インドネシア、中国に続く4カ国目だ。出資比率は公開していないが、マイナー出資にとどまる。

 シトラスペイは2011年4月に設立された比較的新しいインドにおけるオンライン決済事業会社だ。出資の決め手は創業メンバーだ。会長を務めるサティエン・コサリ氏は米スタンフォード大学出身でシリコンバレーで10年以上勤めた経験を持ち、CEO(最高経営責任者)のジテンドラ・グプタ氏はインド国内大手のICICI銀行に8年勤めた経験がある。

 インドではまだ決済における不正行為が多く、彼らは不正防止の技術を持っている。ビッグデータの解析技術の一種で、独自のアルゴリズムを使って問題のある利用者への配送先を未然にブロックするというものだ。

 インドはマーケットとしても見ているが、一方で開発拠点としても重視している。日本を含むアジア展開を進める上で、彼らの持つ不正防止技術、UX(ユーザーエクスペリエンス)のノウハウを各国のサービスに融合させていこうと考えている。

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「香港上場はアジア市場へのコミットメント」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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