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飲み会で注がれた起業の情熱

小沼大地・クロスフィールズ代表(その1)

2014年1月20日(月)

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 新興国の非政府組織(NGO)や行政機関に日本企業から人材を派遣する「留職」プログラムを提供している特定非営利活動法人(NPO法人)クロスフィールズ。

 共同創業者・代表理事の小沼大地さんは、マッキンゼー・アンド・カンパニーを飛び出して、クロスフィールズを仲間とともに設立した。NPO 法人には株式上場も事業売却もなく、たとえ大成功しても、創業者が大儲けできる組織形態ではない。それでも小沼さんは軽やかにNPOの世界にひょいっと飛び込んだ。いわゆる超エリートが経済的成功よりも追い求めるものとは何か。

 “イマドキ”のクールな生き方に挑戦している心はホットな小沼さんに、その真意とモチベーションのありかについて、社会学者・古市さんが斬りこみます。(中沢明子 ライター/出版ディレクター、本連載取材協力・構成)

古市:小沼さんは企業の人たちが新興国のNGOで一定期間働くプログラム「留職」を経験することによって、彼らの本業のスキルを社会問題の解決に役立ててもらおう、という事業をNPO法人として手掛けていらっしゃるんですよね。

小沼大地(こぬま・だいち)
NPO法人クロスフィールズ代表理事。
1982年生まれ、神奈川県出身。一橋大学社会学部・同大学院社会学研究科修了。青年海外協力隊(中東シリア・環境教育)に参加後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。2011年、NPO法人クロスフィールズ創業のため独立。企業人が新興国のNGOで働く機会を持ち、本業のスキルを社会問題の解決に役立てる「留職」というプログラムを提供している。世界経済フォーラム(ダボス会議)のGlobal Shapers Community(GSC)に2011年より選出。(写真:鈴木愛子)

小沼:そうです。

古市:そうした社会起業的な事業内容、とても興味深いのですが、オフィスもユニーク!

 このビル(*東京・西五反田の目黒川沿いにある町原ビル。古いビルをおしゃれにリノベーションした“イマドキ”の物件)には個性的な会社がいろいろ入っていそう。「体験ギフト」という事業を展開しているソウ・エクスペリエンスもこのビルだったんですね。

小沼:彼らは4階で、僕たちは先日、5階から3階に移りました。

古市:こちらに伺ったらオフィスの雰囲気がなんだか興味深かったので、そこからまずお話を聞かせていただけますか。

小沼: もともとはソウ・エクスペリエンスがまだスタッフ十数人の頃に30人くらい入れるオフィスを借りて、「オフィスが広すぎるから、シェアオフィス事業もやったらいいんじゃないか」、という話になったのだそうです。

 それで、僕と一緒にクロスフィールズを創業した松島(由佳氏、現在は同団体副代表)と、このビルの1階にあるカフェで「オフィスどうしようか」と相談していたら「4階はシェアオフィスにするらしいよ」と友人が教えてくれたんです。「僕らもスタートアップするし、ちょうどいいかもね」と見に行ったらひと目で気に入ったので、4階の一部を借りることにしました。

古市:なるほど!

小沼:他にスマート電動車イスを開発しているWHILL、職業体験を旅行にしている仕事旅行社、ワンコインで特技を売り買いできるココナラを運営するウェルセルフも、このビルでスタートアップ時代を過ごしているんですよ。

古市:ああ、ココナラ! まさに先ほど、この連載のスタッフとココナラの話をしていたところです。

小沼:彼らもとても面白いことをやっているので、訪ねてみるといいと思いますよ。

五反田の片隅のシリコンバレー(?)

小沼:ここはシリコンバレーで資金調達する小さなベンチャーのような雰囲気があって、思いつきを具体的に事業にするためにアクティブに動いた面白い人たちがたまたま集まった感じ。それがだんだんインキュベーションオフィスになっていたんです。

古市:そういえば、代官山にある「みどり荘」にも、新しい事業を試みるチェンジメーカーが集まっていますね。

小沼:ああ、はいはい、みどり荘。知っています。あそこも面白そうですよね。

古市:どんな情報源をキャッチすると、こういうゆるやかな集まりが出来ていくんだろう?

小沼:僕は「たまたま徒歩数分の場所に住んでいた」という理由もありますが、クチコミでしょうね。。

古市:そうしたクチコミをキャッチできるかどうかが、まず大事なのかも。入居を決めた時、ソウ・エクスペリエンスとすでに仲が良かったというわけでもないんですよね?

小沼:まったく知りませんでした。初めて会って話をして、すぐに「お、これは何か面白いぞ」と直感が働いて。

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「飲み会で注がれた起業の情熱」の著者

古市 憲寿

古市 憲寿(ふるいち・のりとし)

慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員

1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。大学院で若者とコミュニティについての研究の傍らIT戦略立案等に関わる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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