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イスラエルの至宝、女性起業家ヤエル・カロブ

2014年1月14日(火)

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 「言語」というコミュニケーションの壁を取り払うことを目的に設立されたイスラエルのジンジャー・ソフトウエア。日経ビジネス1月6日号の特集「THE 100―2014 日本の主役」にも選出された同社CEO(最高経営責任者)のヤエル・カロブ氏の素顔とは。

 イスラエルの経済・文化の中心地、テルアビブ。ここからクルマで東に20分ほど走らせたところにバネブラクという町がある。古代の聖書に記された町から名付けられたこの町は厳格なユダヤ教正統派の町でもある。女性が働くこと自体がひどく疎まれる保守的な土地柄だ。

 このバネブラクで生まれ、イスラエル国内でひときわ輝く女性起業家がいる。2008年にジンジャー・ソフトウエアを起業したヤエル・カロブ氏だ。

 彼女が起業したジンジャーは英語を母国語としない人々を対象に、英文法や英単語の誤りを指摘し、よりネイティブの人に近い表現を推薦してくれるソフトウエア「Ginger」を提供している。アプローチの仕方がユニークで、インターネット上に散在する5億件以上のフレーズを収集して解析、統計学を用いて最適な解を提示するというものだ。2013年4月、来日したカロブ氏は「イスラエルも英語を母国語としていない。同じような悩みを抱える日本人もきっと受け入れてくれるはずよ」と語った。

 起業を繰り返す起業家のことを「シリアルアントレプレナー」と呼ぶ。彼女はイスラエルの中でも有数のシリアルアントレプレナーだ。世界的にも有名なイスラエル・レオヴォト市にあるワイツマン科学研究所の科学修士号を持ち、自然言語処理に関する国際的な研究員でもある彼女は保有する特許が30を超えている。

 彼女は20年以上もの間、AI(人工知能)を利用した事業を立ち上げ、経営してきた。これまで2社を新規株式公開(IPO)に導き、1社を売却する実績を残している。ジンジャー・ソフトウエアは彼女にとって4社目。イスラエルを舞台にスタートアップ企業の隆盛を描いた米ドキュメンタリー映画「the Start-Up Nations(スタートアップ国家)」の題材にカロブ氏、そしてジンジャー・ソフトウエアは選ばれている。

 2012年8月に出資を決めた英ホライゾン・ベンチャーズのギラッド・ノビックCTO(最高技術責任者)は「スタートアップ大国イスラエルの中でも彼女は極めて重要なシリアルアントレプレナーだ」と語る。

「THE 100 ― 2014日本の主役」のバックナンバー

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「イスラエルの至宝、女性起業家ヤエル・カロブ」の著者

原 隆

原 隆(はら・たかし)

日経コンピュータ記者

宮崎県出身。お酒が好きです。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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