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中国で経営を成功させる人心掌握術

四川想真企業の海東博之・董事長に聞く

2014年1月22日(水)

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 中国ビジネスの拡大に伴って、十分な準備期間もないまま中国赴任を命じられる人も少なくないだろう。中国人社員との関係構築に悩む声も多く聞かれる。中国で10年以上も経営者として食品メーカーを成長させてきた四川想真企業の海東博之・董事長に、中国人とどう信頼関係を構築してきたのかを聞いた。

(聞き手は宮澤 徹)

中国に赴任した日本人が、現地社員とのコミュニケーションに悩むケースが多いようです。

海東 博之氏
1957年生まれ。94年に中国四川省成都市で勤務先だった化粧品会社の独資子会社を立ち上げ、副総経理に就任。2000年にマネジメントバイアウトで中国事業の全権を買収し独立。2001年から有機食品の開発に本格参入。

海東:中国人は道を聞く時に、必ず3人に聞けといいます。道を本当は知らないのにいい加減に答える人。悪意で嘘を言う人、言葉が正確に通じていない人、の3種類がいるためです。

 現地の人でさえ最低3人に聞かなければ、本当のことはわからない。比較的均一な日本人とは違い、中国には実にさまざまな人がいるのです。言葉が十分にしゃべれない日本人が中国人社員を使い、企業の目標を達成するために何をしないといけないのか。または、自分を守るために何をしないといけないのか。よく考えていかなければならないでしょう。

 私の目から見て、中国へ赴任してくる人たちは、日本人であることを意識しすぎている気がします。日本の政府の考え方を日本人が代表しているような。日の丸を背負っているような気持ちで。日中関係の問題もありますが、現地の人たちに溶け込むには、あまり気にしすぎることなく、自然体で接することです。

具体的にはどこから動き出せばよいのですか。

海東:大切なのが、赴任先での人間関係構築です。八方美人だけでは、なかなか関係は深まりません。まず初めに、これと思う中国人社員を見つけ出して、その人と徹底的に仲良くなることが重要です。次に、その人の親友や親類縁者に関係を広げていく。そうすることで、通常の付き合いでは築けない深い人間関係を、社内だけでなく社外にも広げていけるのです。

 この際、最低限の中国語は必要になります。中国語を日本で勉強していたとしても、日本人が中国に赴任して現地の人と本当にしゃべれるようになるには、おそらく3年以上はかかります。仕事の面では社内、社外問わず、通訳を介する必要が当面はあるでしょう。ですが、すべてにおいて中国人の通訳任せでは、落とし穴にはまります。

 通訳が自分の判断で通訳しない部分があったり、自分なりの解説をつけたりするケースも少なくありません。最も伝えたいことが伝わらず、意思疎通がうやむやになったり、思いもよらないプロセスで物事が合意されたりすることもあるからです。

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「中国で経営を成功させる人心掌握術」の著者

宮澤 徹

宮澤 徹(みやざわ・とおる)

日経ビジネス副編集長

日本経済新聞社産業部、中国総局、重慶支局長、2012年秋日経ビジネス副編集長。製造業とアジア担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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