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日本は世界でも指折りの「起業向き」の国です

間下直晃・ブイキューブ社長(その4)

2014年1月31日(金)

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古市:ブイキューブのWeb会議サービスのクライアントは、大企業が多いようですが、最初はどうやって口説き落としたんですか。今でこそ名前が知られていますが、たとえば10年前に大企業をクライアントにするのは難しくなかったですか。

間下直晃(ました・なおあき)
 ブイキューブ社長。1977年生まれ、東京都出身。96年、慶應義塾大学理工学部入学。在学中の98年にブイキューブの前身となる有限会社ブイキューブインターネットを設立。02年、慶応義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻修了。03年、V-Cube USA,Incをロサンゼルスに設立。06年に日本法人の社名をブイキューブに変更。同社は13年12月に東証マザーズに上場した。(写真:大槻純一、以下同)

間下:紹介でしたね。当時、僕らがラッキーだったのは、20歳そこそこで会社をやっていると、なんだかわからないから一度会ってみよう、と誘ってくださる諸先輩方がたくさんいたんです。ありがたいことにね。

 あ、今でも僕は若いんですよ。だって、一昨年、経済同友会に入会したんですが、平均年齢62歳でしたから。

古市:若い団体と言われる経済同友会でも…。……。

間下:62歳。だから、入った瞬間「あなたが最年少です」と言われました。

 そういう世界ですから、20代で経営者というだけで、興味を持ってくださった。当時は今より若い経営者がいなかったから、なおさら。それだけで突破できた部分もあるんですよ。

古市:昔ながらの諸先輩方にかわいがられて。

間下:多くの方にとてもお世話になりました。

古市:当時、堀江さんなどがやんちゃな経営者としてマスコミに出ていた時期かと思いますが、若い起業家に拒否反応を示す方はいませんでしたか。

間下:僕はスーツを着ていましたから。

古市:ああ、大事ですよね、スーツ。前回ご登場頂いた小沼さん(NPO法人クロスフィールズ代表)もそうでした。スーツを着ているから、こっち側だな、と判断してもらえる。

流儀は違う。そこはリスペクトする

間下:そうそう。スーツを着ているし、実際、僕はあっち側ですから。

古市:おじいちゃんたちも安心(笑)。

間下:ははは。その意味では安心していただけたんじゃないですか。夏でもネクタイ締めますもん。シンガポールではスーツは着ないですけどね。

古市:人は、見かけですよね。

間下:ええ、そうだと思いますよ。

古市:そういうことにはいつ気づいたんですか。それとも自然に身についていたんですか。

間下:いつぐらいでしょうねえ。結構前からですね。

古市:やんちゃに反目しようという感じは出さない、というか。

間下:そもそも、諸先輩方に逆らうメリットがない。応援してくれようとする方々が多いわけですから、頼りにさせていただきました。反骨精神は必要なかったんです。

 もちろん、流儀は違いますよ。あの世代と僕らの世代、そして真ん中の世代も流儀は違う。だけど、そこだけはリスペクトすればいい話。相容れない部分はあるかもしれないけれど、否定する必要もない。

古市:そのリスペクトしようという気持ちは最初から?

コメント3件コメント/レビュー

メディアでは奇抜な起業家ばかり取り上げるから、間下氏が新鮮に見えてしまう。世間が起業家精神を誤解する報じ方に問題はないだろうか。個人的には氏の考え方には大いに共感できる部分と、自分であればここまでできるだろうかと思う部分がある。不思議と異論が湧いてこない。同じ年齢で、起業を本気で考えたことがある身としては、敬意を表す他ない。(2014/02/02)

「イマドキの社会学者、イマドキの起業家に会いにいく」のバックナンバー

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「日本は世界でも指折りの「起業向き」の国です」の著者

古市 憲寿

古市 憲寿(ふるいち・のりとし)

慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員

1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。大学院で若者とコミュニティについての研究の傍らIT戦略立案等に関わる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

メディアでは奇抜な起業家ばかり取り上げるから、間下氏が新鮮に見えてしまう。世間が起業家精神を誤解する報じ方に問題はないだろうか。個人的には氏の考え方には大いに共感できる部分と、自分であればここまでできるだろうかと思う部分がある。不思議と異論が湧いてこない。同じ年齢で、起業を本気で考えたことがある身としては、敬意を表す他ない。(2014/02/02)

一日遅れで記事を読む。こんなに面白い記事なのにコメントが一件だけ?と一筆呈上。今問われる、日本の起業、新たな企業の発生・創出にアイロニカルな言い方が面白い。日本のどこが起業し易いのサの声が聞こえてきそうだが、そこに問題がある。筆者の同じ事を言っても反論を唆るテーマにも拘らず、決め付けない言い方表現に、なに、何と引き込まれる。先人の学問のすすめではないが、つまりは読む人に考えさせる、自分で自問することのすすめなのだと考える。単にこの指止まれでは成就しない起業は、風変わり、型破り、肉食・草食系等々ハイブリッドのコミュニテイがいいだけでなく一寸だけ、お前に判ってたまるかと言った自尊心みたいな気概の覚悟と信条で成り立ち、只々こんなことを考えている―で人寄せパンダにせず、逆に言えば一寸だけ、退路を断ってちまちま、こそこそのメソッドを取り入れる発想があっていいのかもしれない。(2014/02/01)

日本だとベンチャーは信用して貰えない。リスクを恐れて誰も組んでくれない、見向きもされないということがあると思います。アメリカだと小さな企業でもどんどん仕事を組んでくれる。社会・組織の意思決定に問題がある。(2014/01/31)

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日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授