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「無理!」なプランもやり方次第

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2014年1月28日(火)

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元ソニー社長の安藤氏と、元ソニーCIO長谷島氏の対談から、トップとCIOのパートナーシップのあり方を考える。第4回は「VAIO」を中核としたIT事業立ち上げの秘話の続き。

長谷島:在庫を持たないPCの新しいビジネスモデルを作るため、販売会社のソニーマーケティング(SMOJ)にシステム刷新の交渉に行きました。

 そうしたらまあ、怒られたわけです。「(IT事業を)やるかやらないかも分からないのに、システムまで変えろとは!」とね。

 前述したように、ソニーはそれまでもIT機器に何度も手を出しては撤退していたので、SMOJの言い分も仕方ないのですが。

長谷島 眞時
ガートナー ジャパン エグゼクティブ プログラム グループ バイス プレジデント エグゼクティブ パートナー
1976年 ソニー入社。ブロードバンド ネットワークセンター e-システムソリューション部門の部門長を経て、2004年にCIO(最高情報責任者)兼ソニーグローバルソリューションズ代表取締役社長 CEOに就任。ビジネス・トランスフォーメーション/ISセンター長を経て、2008年6月ソニー業務執行役員シニアバイスプレジデントに就任した後、2012年2月に退任。2012年3月より現職。(写真:村田和聡)

 怒られてしょげて戻ってきたら、安藤さんが「分かった、じゃあ、いくらかかるんだ」と言うわけです。僕は5億円くらいいただいて、ITカンパニーとSMOJのシステム担当を兼務する形で行ったんです。部下とかぞろぞろ連れて行くと壁が厚くなるだけなので1人でね。

 システム部門のマネジャーの理解を得るのに大変苦労しましたよ。でもシステム開発の実際にやっている人たちが理解してくれるようになりました。

 安藤さんは超連結経営主義なんです。「まずは販売会社に利益を出させなさい。次に事業所にも利益を出させなさい。すべての赤字はカンパニーの方で吸収する」と言って。だから僕はカモネギで行って、コールセンターとかにも投資をする。そういう立ち位置で協力を取り付け、部長1人だけのシステム部門を作って在庫レスの販売管理システム開発に着手しました。

 ITインダストリーに参入するということはAVビジネスとは違うということを安藤さんは明確におっしゃったのね。それを受けて今までのやり方を変えるのは、僕の仕事じゃないですか。

システムが間に合わず発売日ずれこむ

 それでAVとは全く違う、受注生産に対応した新しいITシステムの開発に取り組みました。とても戦略的なもので、その後何年かのVAIOを支えていきました。でも1997年7月に日本で初めてノートPCを売り出すタイミングに間に合わなかった。システムが動かないの。やむなく発売日を1週間ずらしました。

 そのとき安藤さんは「長谷島さん、いいテストができたよね」と。売れなかったけど、作りもしなかったと(笑)。

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