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北欧のシリコンバレーが成功した理由

孫泰蔵・MOVIDA JAPAN代表に聞く、革新を生む場作り

2014年1月28日(火)

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(写真:Meeri Utti、以下同)

 「イノベーション」をいかに生み出すか。新たな事業の芽を発掘し、次代を担うビジネスへと育む作業は、永続性を志向する企業にとっては常に突き付けられている課題である。現状のビジネスに安住し、新事業を生む努力を怠れば、必ずその企業は衰退に向かう。

 イノベーションなき企業に将来なし。この古くて新しい課題は、そのまま国家にも当てはまる。産業の新陳代謝を促し、常に新たな産業を育む循環を作り出せなければ、国の経済もやがて停滞し、長期的には凋落の道をたどる。

 革新を生む環境の手本として有名なのは米シリコンバレーだが、昨今は世界各地でイノベーションに取り組む地域が増えている。その中で注目を浴びているのがフィンランドである。ここ数年、首都ヘルシンキではSupercell(スーパーセル)やAngry Birds(アングリーバード)など、スマートフォンやタブレット向けのゲームで世界的なヒットを生むスタートアップが次々と誕生し、新産業が急成長している。

 革新を生む環境の作り方。起業家支援事業などを展開している孫泰蔵・MOVIDA JAPAN代表に、活況を呈するフィンランドのスタートアップ事情、そこから日本が学べる姿勢を聞いた。(聞き手は 蛯谷 敏)

◆   ◆   ◆

スーパーセルやアングリーバードなど、スマホ向けのゲーム分野でフィンランド発のスタートアップの躍進が目立ちます。なぜこれほど盛り上がっているのですか?

:フィンランドを含む、北欧の国々全般に言えることかも知れないのですが、成功している理由は3つぐらい要素があると思います。1つはクラウドサービスの普及です。これは皆さんも実感していると思いますが、サーバーなどのハードウエアのコストが劇的に下がり、数人の小チームでもWebサービスやアプリの開発が可能になりました。

 グーグルのGoogle PlayやアップルのAppStoreのおかげで、世界中にアプリを配信できる環境も整っていますから、物理的な障壁が以前とは比較にならないほど低くなりました。

 2つめは、欧州発のスタートアップで成功した企業の創業者が、投資の側に回っている点です。例えばSkypeを創業したニクラス・センストローム氏は現在Atomico(アトミコ)というベンチャーキャピタルを立ち上げていますし、Spotify(スポティファイ)の創業メンバーもスタートアップ向けのエンジェル投資活動を始めています。

 彼らはもともと起業家ですから、どのスタートアップが成長できそうか、一般のベンチャーキャピタル以上に目利きの力があるんですね。その結果、面白い会社に資金がより多く流れこむようになってきています。

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「北欧のシリコンバレーが成功した理由」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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