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「二枚目」が社外に出る世の中を目指して

南章行・ウェルセルフCEO(その2)

2014年2月6日(木)

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古市:南さんはNPOのサポートや企業や行政とつなぐ組織「二枚目の名刺」というNPOの創立メンバーでもあるんですよね。それはいつ頃、なぜ立ち上げたんですか。

南章行(みなみ・あきゆき)
ウェルセルフ代表取締役CEO。1975年生まれ、愛知県出身。慶應義塾大学経済学部卒業後、99年、住友銀行(現三井住友銀行)入社。2004年、プライベートエクイティ投資ファンドのアドバンテッジパートナーズLLP入社。09年、英国オックスフォード大学経営大学院(MBA)修了。帰国後、音楽を使った若者向け社会起業プログラム、NPO法人ブラストビートの日本展開、NPO法人二枚目の名刺の設立などを手がける。11年、退社。12年、ウェルセルフ設立。みんなの「得意(経験・知識・スキル)」をワンコインの500円で売買するインターネットフリーマーケット「ココナラ」を展開している。(写真:鈴木愛子、以下同)

:ブラストビートで、子供たちが元気になって明らかに変わっていくことのうれしさを知りました。そしてその一方で、関わっている大人たちも変わっていくんですよ。これを目の当たりにして「ああ、会社の外に飛び出すとこんな出会いや学びがあるんだな」という発見があった。

 こういうのを広めるのもやっちゃったらいいんじゃない、と思って、オックスフォードの日本人の同期と立ち上げたんです。

古市:どちらもNPOですよね。特に社会起業志望ではなかったのになぜですか。

:面白いね、学びがあるね、と思ってやってみたのが、たまたま非営利活動だっただけです。

 ただ、NPOの人たちって、社会の変化を半歩早く見ているように思うんですよね。世の中でまだ解決できていない課題に挑戦しようとしているNPOのリーダーたちは変化に敏感。あるいは、単に経済の流れではなく、世相や人々の心理も敏感に感じとれる。だから、社会起業が、たぶん、できる。

 その感覚がすごく良かった。そして、そこに呼応しているプロボノの人たちも大抵イケてるんです。仕事もある程度成功しているから、二枚目の名刺を持てるし、社会を見通す目も持っている。そのネットワークが刺激的でした。

 それだけ 社外にネットがあるなら、もうさ、みんな、会社の外に飛び出したらいいじゃん、と。

古市:二枚目の名刺のコンセプトはどれくらい練ったんですか。

:帰国する直前のオックスフォードの寿司屋で喋って、3時間で。

今活躍している方のみおいでください

古市:へえ、3時間で。じゃあ、ファンドで働きながら、NPOを二つ掛け持ちしていたわけですか。

:そうですね、週末を使って。でも、当時はブラストビートに軸足をおいて、二枚目の名刺ではアドバイザー的立ち位置だったので、なんとかなりました。

 今はこのウェルセルフという会社を起業しちゃったから、さすがに時間もそんなに使えないので、時々来て何か言う声が大きい人、みたいな感じ(笑)。

古市:二枚目の名刺のスタートメンバーは何人ですか。

:3人。全員オックスフォードで知り合った人たちです。

古市:二枚目の名刺に入るのに条件はありましたか。

:二枚目の名刺というだけあって、パートタイムであることにこだわりがある。だから、一枚目で活躍できていない人はご遠慮いただきます。

古市:なるほど。

:本業に不満があってその捌け口とか、仕事はつまらないけれど自分の価値を再認識したい、といったネガティブな要素が強い人は受け付けません。

 おおざっぱにいうと、「NPOのコンサルをやるNPO」で、自分たちのスキルを活かすのが目的なので。たとえばIT企業勤務の人のスキルは同業者の中では普通だったとしても、会社の外ではそのスキルがとても役に立つ。

古市:情報を交換しあう。

:そうです、そうです。お互いの仕事ぶりを見て勉強して、社会を変えたいと頑張るNPOのリーダーに刺激を受けると、マインドも変化して、本業でもさらに活躍するようになる。

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「「二枚目」が社外に出る世の中を目指して」の著者

古市 憲寿

古市 憲寿(ふるいち・のりとし)

慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員

1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。大学院で若者とコミュニティについての研究の傍らIT戦略立案等に関わる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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