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「ブラック」情報に振り回される子供に親がすべきこと

現代就活考:常見陽平氏×麓幸子氏対談(1)

2014年2月24日(月)

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 就職を取り巻く現状は、親世代の頃とは大きく変わっている。ネット上には就活に関する膨大な情報が飛び交い、「ブラック企業」といった言葉など、あふれかえる情報におぼれ、就職の本質を見失ってしまう学生もいるようだ。

 就職活動が本格化して2カ月。迷ったり悩んだりしている就活中の子供に、親としてできることはあるのだろうか?

 『普通に働け』など、就活と若者に関する著書も多い常見陽平氏と、『就活生の親が今、知っておくべきこと』で自身の体験をつづった麓幸子氏の対談を通し、現代の就活事情と親の役割を考える。

常見陽平氏(左)と麓幸子氏(右)。(写真:鈴木愛子、以下同)

「ブラック企業」がメディアで取りざたされることもあって、学生が「ブラック情報」に振り回されているという話があるようですが、実際はどうなのでしょうか?

常見:麓さん、突然ですが、日経BP社ってブラック企業なんですか?

:えっ、ウチですか? ブラック企業ではありませんよ。

常見:どうしてですか?

:この会社の特徴は、女性従業員の中で子供のいる女性が4割もいることなんですよ。これは「日経ウーマン」の実施した企業の女性活用度調査の倍の数字なんですよね。

常見:すごいですね。

:だから、女性が子供を持っても働き続けられる会社だと思っています。ただ、ブラック企業の定義から言うと…。

常見:そこなんですよ。

:若者を使い捨てにする会社というブラック企業の定義からすると、もちろん違いますね。思ってもみない質問で慌てました(笑)。

常見:今の会話ってとても面白くて、ブラック企業論争を象徴していると思うんです。「ブラック企業ですか?」と聞いて「そうではない」と答えるときに、出産後も育児と両立しながら働いている人が多いことをあげました。でも、それはブラック企業ではないことを証明しているわけではないと思うのです。

:なるほど。

「ブラック企業」に関する相談に訪れるのは親

常見:これはぜひ共有したい話ですが…。ブラック企業対策シンポジウムや、ブラック企業対策セミナーといったところに呼ばれて講演する機会が多いのですが、参加者には親御さんが多いんです。

:親は心配ですからね。私もそうでしたし、子供が就活中という人は、その手の話に関心がありますからね。

常見:実際に息子や娘がブラック企業に入ってしまったとか、ブラック企業に入った子供が亡くなってしまったとか…。「名目上は自殺なんですが」と話してくれたり…。そんな親御さんがやってきますね。

 さらに、若者の労働相談を受ける特定非営利法人POSSE(ポッセ)の労働相談にも、親御さんが来るそうなんです。お子さんはブラック企業で働いていて忙しくてぐったりしているから、ここの相談窓口には来られないと言う。

:最初にとんちんかんなことを言ってしまいましたが、若者を使い捨てることを前提として採用する企業というブラック企業の定義からすると、うちはそうではない。

常見:ということですよね。一方、出版社についてはネット上ではブラック企業だと騒がれがちです。これは、主観的事実と客観的事実の問題ではないでしょうか。仕事がきついという感覚は、主感が決めている面があって、残業が2時間あるだけできついと言う人もいるわけです。

:仕事がつまらなければなおさらです。

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「「ブラック」情報に振り回される子供に親がすべきこと」の著者

常見 陽平

常見 陽平(つねみ・ようへい)

人材コンサルタント、大学非常勤講師

一橋大学商学部卒業後、1997年リクルート入社。とらばーゆ編集部、じゃらんnet編集部などを経て2005年玩具メーカーに転職。2012年独立。一橋大学大学院社会学研究科修士課程に在籍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

麓 幸子

麓 幸子(ふもと・さちこ)

日経BPヒット総研所長・執行役員

1962年秋田県生まれ。1984年筑波大学卒業。同年日経BP社入社。2011年12月まで5年間日経ウーマン編集長。2012年よりビズライフ局長に就任、日経ウーマンや日経ヘルスなどの媒体の発行人となる。2014年より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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