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「きらきら就活」から親も子も脱却を

現代就活考:常見陽平氏×麓幸子氏対談(2)

2014年2月25日(火)

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 憧れの企業で働くことを夢見て現実を直視できない学生、我が子には一流の大企業に就職してほしいと高望みする親――。就活中の学生だけでなく、親にもこういった「きらきら就活」観が蔓延しているという。

 学生は憧れだけの就活から脱却し、親は「昭和な」就職観を捨てなければ、納得のいく就職をすることは難しい。

 常見陽平氏と麓幸子氏の対談の後編では、親と子が地に足のついた就職活動をするために大事なことについて話し合ってもらった。

前回から読む)

子供の就職が決まったのに、親がその企業のことをよく知らなくて就職に反対する場合もあるようですね。就活については、親の意識も変える必要がありそうです。

麓幸子氏(右)(写真:鈴木愛子、以下同)

:ベンチャー企業など、学生のほうがよく知っているのに、親が知らない場合もありますね。親が社名を全然知らなくて、私はそんなところ知らないから恥ずかしいわ、もっと頑張りなさいと言って、子供をミスリードしている親が多いような気はします。

 就職は子育ての最後の仕上げと思う親が多いようです。就活については、無関心か、逆に入れ込み過ぎるか、どっちかになってしまうんです。でも本当に大切なのは、娘や息子が志望する企業名を言った時に、「お母さん、そんなの嫌だ」とか「知らない」とか言うのではなく、「どうしてそこに入りたいの?」と聞くこと、「どうして」「どうして」と、深く掘り下げていく質問をすることだと思います。ジャッジするばかりで、「もっと違う会社に入ってよ」と言うのは違うと思います。

昭和的な価値観にとらわれがちな親世代

親の側にも「きらきら就職」というような考え方があるのでしょうか。

:ええ。昭和的な価値観で、銀行のほうがメーカーよりも絶対いいなどと言いがちではあります。

常見:確かにそうです。バブル時代に短大生、大学生だった人が就活生の親になり始めていますから。結構『JJ』的きらきら世界観で物事を見ているかも知れません。

:男子学生だったら、商社じゃなきゃいけないとか、ですね。

常見陽平氏(左)

常見:ただ、確かに総合商社は強いという事実はありますし、何度たたかれてもトヨタ自動車ははい上がってくるというのを、親世代は見てきたわけです。とはいえ、やっぱり学生も親も、たぶん感覚でしか企業を見てないということは明らかでしょう。

 この問題って難しくて、さまざまな視点で考えないといけません。割り切りも必要だということなんです。

 ある経済雑誌で企業の経営分析をして、就職するならこの企業というような打ち出しをしていたのを読んだ時、僕は違和感を覚えたんです。よく調べてあるのですが、就職先の選び方ってそれでよかったんでしたっけ? と。投資先を選ぶ時だったらいいかもしれませんが。

:そうですね。自分との相性や、自分が何をしたいかによって選ぶ企業は違いますから。

常見:志望動機ですよね。そこの企業を選ぶ、社会の入り口として選ぶ理由を考えた方がいいと思います。

:たぶんそれは会社のスペックではなく、自分の内なる動機ということでしょうか。

コメント4件コメント/レビュー

就活とはあまり関係ないかも知れませんが、記事を読んで知り合いのウェディングプランナーを思い出しました。彼女は幼少期から親に対するルサンチマンが酷く、「絶対にキラキラした業界に就く!」と家族の反対を押し切り業界に転職しました。お子さん達にも「一流大学へ!そして華やかな業界に!」と全員大手マスコミ関係に就職させ、ことごとく自分の夢を叶えました。しかしルサンチマンを原動力にするとどこかにしわ寄せが来ます。詳しいことは書けませんが、果たして彼女が今幸せなのか判りません。私は自分の子供には「仕事は飯の種!キラキラするのはプライベートでやれ!」とアドバイスしたいです。(2014/02/25)

「就活、親は何ができる?」のバックナンバー

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「「きらきら就活」から親も子も脱却を」の著者

常見 陽平

常見 陽平(つねみ・ようへい)

人材コンサルタント、大学非常勤講師

一橋大学商学部卒業後、1997年リクルート入社。とらばーゆ編集部、じゃらんnet編集部などを経て2005年玩具メーカーに転職。2012年独立。一橋大学大学院社会学研究科修士課程に在籍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

麓 幸子

麓 幸子(ふもと・さちこ)

日経BPヒット総研所長・執行役員

1962年秋田県生まれ。1984年筑波大学卒業。同年日経BP社入社。2011年12月まで5年間日経ウーマン編集長。2012年よりビズライフ局長に就任、日経ウーマンや日経ヘルスなどの媒体の発行人となる。2014年より現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

就活とはあまり関係ないかも知れませんが、記事を読んで知り合いのウェディングプランナーを思い出しました。彼女は幼少期から親に対するルサンチマンが酷く、「絶対にキラキラした業界に就く!」と家族の反対を押し切り業界に転職しました。お子さん達にも「一流大学へ!そして華やかな業界に!」と全員大手マスコミ関係に就職させ、ことごとく自分の夢を叶えました。しかしルサンチマンを原動力にするとどこかにしわ寄せが来ます。詳しいことは書けませんが、果たして彼女が今幸せなのか判りません。私は自分の子供には「仕事は飯の種!キラキラするのはプライベートでやれ!」とアドバイスしたいです。(2014/02/25)

大学受験でも同じような傾向が見て取れますが、そこまで大企業(有名大学)に拘りがあるのならあなたが受けてみればよいのでは???と突っ込みを入れてしまいたくなる親御さんが非常に多いですね。何かしらのコンプレックスを抱えてのことかと邪推してしまいますが、もしそうであるのなら、それは我が子に対する暴力以外の何者でもありません。期待や夢といった前向きな代物では、決してない。もちろん、身の丈+αくらいの背伸びを求めるのは成長を促すことに繋がりますので外野がとやかく言うことではありませんが、あまりに過剰な押し付けは不幸しか生み出さないでしょう。そのためにも「正しく身の程を知る」必要がある・・・興味深い記事でした。(2014/02/25)

■今やOB・OG訪問はやってないと思ったら、ちゃんとやってる学生もいるのだと知りました。 ■私の学生時代は行動力がまるでなくて、就職活動をもっとやってればなあ、と後悔しています。見聞を広げるよい機会です。 ■OB・OGがいなくても、会社退出時に声をかけやすそうな人をつかまえて「飛び込みヒアリング」したら、とかのアイディアも今なら思い浮かびます。就職活動をしている学生を、邪険にする人はそうそういないでしょうから。 ■もし邪険にする人ばかりなら、その会社はささくれだってるので入社を避ければよいとわかります。 (迷亭寒月)(2014/02/25)

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