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中国企業は環境対策に本気なのか

唐山鋼鉄グループの劉文功・副総経理に聞く

2014年2月26日(水)

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 中国の製鉄所は環境対策が後れ、排ガスを撒き散らしている。こんなイメージを持つ人も多いかもしれないが、今は昔とはずいぶん変わってきた。最新の大型製鉄所では、外資などの力も借りながら環境対策設備を充実させ、厳しい基準をクリアするために現場も必死だ。ただ、年率7%台の経済成長に伴い、内陸などで増大する鋼材需要に対応するため、増産を続けているところが多い。原因は複合的なものだが、中国全体では深刻なスモッグがなかなか改善しない。製鉄所の幹部たちはどんな取り組みをしているのか、鉄鋼大手の一角、唐山鋼鉄グループの劉文功・副総経理に聞いた。

(聞き手は宮澤 徹)

鉄鋼業は中国全土に広がっている微小粒子状物質、PM2.5騒動の原因を作っていると言われています。環境対策はしっかりできているのでしょうか。

劉 文功氏
唐山鋼鉄グループで建材などを生産する唐山鋼鉄中厚板材の副総経理。環境などの対策が十分か、現場を回って目を光らせている。同社は中国内だけでなく、日本の福島県向けなどにも建材を輸出している。

:もちろんです。まず、鉄鉱石を原料用石炭で還元する高炉などから出てくる排ガスは100%、製鉄所内で再利用しています。製鉄所で使う発電所のエネルギー源などとしてです。ここでは排ガスだけでなく排水も、外部には一切出さずに、内部で処理しています。

 生産過程で出てくるスラグ(くず)も、建材向けなどに有効活用しています。外部への排出はありません。高炉以外でも、焼結、脱硫、製鋼など、製鉄の各工程の設備に集塵機をつけています。圧延機にまで集塵機をつけるほど徹底した対策は、中国のこれまでの製鉄所ではほとんどなかったはずです。

政府の環境基準はクリアしていると言い切れますか。

:いずれの設備も政府が定める環境基準を十分にクリアできています。国際基準にも対応しており、日本に持って行っても問題ないようなレベルにあります。

 中国では今、環境基準を達成できなかったら生産を停止させられるのです。環境の基準は絶対的です。例えば、このタバコをここで1本吸うと、多額の罰金を取られますよ。しかも、これからはさらに厳しくなっていく。

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「中国企業は環境対策に本気なのか」の著者

宮澤 徹

宮澤 徹(みやざわ・とおる)

日経ビジネス副編集長

日本経済新聞社産業部、中国総局、重慶支局長、2012年秋日経ビジネス副編集長。製造業とアジア担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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