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ポートランドに“消費税”がないのはなぜか

対談:佐藤可士和氏×ジョン・ジェイ氏 第3回

2014年3月10日(月)

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佐藤可士和(以下、佐藤):ジョンはスポーツは何かやっているんですか。

ジョン・ジェイ(以下、ジェイ):以前ほどはやっていませんけど、バスケをちょっと。ポートランドのワイデン+ケネディ(W+K)の本社には、バスケットボールのコートがあるんですよ。

佐藤:ジョンがバスケって、ちょっと意外です。

ジョン・C・ジェイ
クリエーティブ・ディレクター/「GX」代表/「ワイデン+ケネディ(W+K)」パートナー
米オハイオ州コロンバス生まれ。オハイオ州立大学でビジュアル・コミュニケーションを学んだ後、雑誌のアート・ディレクターからキャリアを始める。1988年、ニューヨークの百貨店、ブルーミングデールズのマーケティング・ディレクターに就任。93年、オレゴン州ポートランドを拠点とするクリエーティブ・エージェンシー「ワイデン+ケネディ」にクリエーティブ・ディレクターとして招かれ、ナイキの広告などをワールドワイドに手がける。98年から2004年まで、同社の東京オフィスのエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターも兼務。一方で、個人プロジェクトの「スタジオJ」も運営し、デザイナーズホテルの「エースホテル」やレストランのプロデュースに関わる。2013年、ポートランドで「GX」を設立し、代表に就任。

ジェイ:私がまだニューヨークにいた時の話です。ダン・ワイデンが私のオフィスに来て、「もしW+Kに来てくれたら、ナイキと仕事をすることになるんだけど、ジョンはスポーツのことを知っている?」と、聞いてきたんですよ。私はファッション業界の人間だったから、しかもアジア人だったから、スポーツのことなんか知らないだろうと思っていたんですね。でも実は、スポーツ超大好き人間なんですよ。

佐藤:プレーする方も、見る方も好きということですか。

ジェイ:今はさすがに観賞の方が多いですけどね。

佐藤:好きなスポーツはどういったものですか? 

ジェイ:バスケットボール、ベースボール、アメリカンフットボールと、アメリカ人が好きなものは何でも。可士和さんは?

佐藤:僕はスノーボードですね。もう15年ぐらいやっているんですけど。あとはジムには定期的に行っています。

日本の今とビジョンを見せる絶好の機会

ジェイ:スポーツの話が出たので、関連づけていいますが、2020年に東京開催が決まったオリンピック。日本のクリエーティブ界にいる人たちは、このチャンスを絶対に見逃さないでほしいと思いますね。

佐藤:そうですよね。それは僕も今、心からチャンスだと思っているんです。

ジェイ:政府と行政が主導していると思いますが、それだけでは絶対に成功できないので。

佐藤可士和(さとう・かしわ)
アート・ディレクター/クリエーティブディレクター
1965年、東京都生まれ。1989年、多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。博報堂を経て、2000年に「SAMURAI(サムライ)」設立。主な仕事に、国立新美術館のシンボルマークデザインとサイン計画、ユニクロや楽天グループのグローバルブランド戦略のクリエイティブディレクション、セブン-イレブンジャパン、今治タオルのブランディングプロジェクト、「カップヌードルミュージアム」のトータルプロデュースなど。東京ADCグランプリ、毎日デザイン賞ほか受賞多数。慶應義塾大学特別招聘教授、多摩美術大学客員教授。著書は「佐藤可士和の超整理術」(日本経済新聞出版社)ほか。ウェブサイトはこちら(写真:大槻純一、以下同)

佐藤:僕もクリエーターとしてぜひ貢献したいと思っているんです。日本人はオリンピックを機に何をするべきだと思いますか。

ジェイ:日本に来たことがない大勢の外国人が来るわけですから、本当の日本を見せる絶好のチャンスですよね。古きよき日本だけじゃなくて、日本の未来も見せないといけない。日本に輝ける未来があるということを世界に納得させる。未来のビジョンをみんなに見せる。歴史と未来の両方を見せることが、すごく大事だと思います。 外に向けてのプレゼンテーションも大事なんですけど、国内に向けてということも重要で、そうすることによって日本国民が再び自信を取り戻せる。

佐藤:その通りなんです。でも、日本にいると一抹の懸念を感じてしまうことも事実で、そのあたりに少し葛藤しています。

ジェイ:どういうことですか。

佐藤:オリンピック関連の文化アドバイザーのような役割をいただいて、オリンピックというスポーツの祭典を東京で開催できるということは、同時に、日本という国が持つ豊かな文化や最新のコンテンツ、そしてこれからの可能性を世界に向けてアピールできる絶好の機会だということを発言したりしています。僕がいうことなんて、関係者全員が分かりきっていることだろうと思っていたら、、オリンピックをそういう風にとらえていないという空気も一部にはあって、驚くとともにちょっとまずいんじゃないかな、と。

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「ポートランドに“消費税”がないのはなぜか」の著者

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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