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来年には50万円でパワードスーツが買えるようになります

パナソニック子会社が50万円で量産する装着型ロボットとは

2014年3月5日(水)

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 ここ1、2年、ロボット関連のニュースが増えている。アメリカでは、グーグルやアマゾンがロボットベンチャー企業を買収するなど、米IT大手の取り組みが注目を集めている。国内でも、筑波大学発のベンチャー企業サイバーダインが開発した装着型ロボットが、昨年、EUで医療機器として認定された。同社は3月26日に東証マザーズに上場する。

 このように盛り上がりを見せているロボットだが、今後、どういった形で我々の身近な存在として世に出てくるのか、イマイチ想像できない・・・という人も多いのではないだろうか。

 そんな中、パナソニック子会社のアクティブリンクは昨年末、2015年から装着型のロボットを量産化することを明らかにした。しかも価格は1体50万円前後と安い。装着型ロボットは、もう間もなく手を伸ばせば届く存在になる。

 そこで今回は、同社の藤本弘道社長に、装着型ロボットの現状、今後どういったところで活用されていくのかについて話を聞いた。

(聞き手は小野口哲)

アクティブリンクの藤本弘道社長(写真中央)と、同社の松尾幾代主任技師(右)、松本聖矢氏(左)。元は三輪そうめんの会社だったという純和風の建屋の中に開発中のロボットが並ぶ。(写真は古浦 敏行、以下同)

アクティブリンクはパナソニックの社内ベンチャーとして、装着型のロボットの開発を進めてきました。来年からはとうとう量産化に入るそうですね。

藤本:パナソニックのパナソニック・スピンアップ・ファンドという制度があって、これを活用して2003年にスタートしました。当初はパナソニックが99%出資でしたが、昨年3月に三井物産から19%を出資していただきました。

 事業内容は創業当時から変わらず、商標名で「パワーローダー」と呼んでいますけど、一般的にはパワードスーツとか、パワー・アシストスーツ、ロボットスーツなどと呼ばれる装着型ロボットの実用化に向けた要素開発と、アシストスーツの商品化に軸足に置いて、活動しています。

 我々の特徴は、低出力から高出力までをカバーするアシストスーツを開発しているというところです。高出力といっても、対応できる重量は100キログラム(kg)未満です。小型のタイプなら空気圧で動く人工筋肉というのを利用した装置もやっています。アクチュエーター(モーターなどの駆動部)にもこだわっていません。

 今、労働安全衛生法で、可搬重量は作業者の体重の40%以下ぐらいにしましょうという指針があります。その中で自力作業は20kg以下に制限する企業が多いです。

 30kgぐらいの負荷をアシストできれば楽になるんじゃないかというところを受けて、30kg未満のものと、30kgから100kgぐらいのものという、2つのカテゴリーに分けて製品開発をしています。

 なぜ100kg以上がないかといいますと、100kg以上になってくると、普通にクレーンがあったりするんですね。

なるほど、確かにそうですね。

藤本:例えば、80kgぐらいのものを運ぶとなると、3人から4人で人手で運ぶわけです。労働安全衛生法のルール上、それで運べるんです。20kgの力で4人で運べば80kgを運べますから。

 ただ、それで腰を痛めたりする方が非常に多いんです。そこに対して、何かが必要なんです。じゃあ、フォークリフトなり、クレーンを置こうかという話になると、「そこまでは必要ないし…」という話になります。その微妙なところに入っていくアシストスーツがあればいいだろうというので、100kg未満なわけです。

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「来年には50万円でパワードスーツが買えるようになります」の著者

小野口 哲

小野口 哲(おのぐち・あきら)

日経ビジネスアソシエ副編集長

日経バイト、日経モバイル、日経パソコン、日経コンピュータ、日経PC21、日経ビジネスなど日経BP社の雑誌を渡り歩き、2015年4月から現職。趣味・生きがいは“食べること”。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官