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  • 小林 暢子

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2014年3月25日(火)

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安藤:長谷島さんには、ソニー生命時代もいろいろ協力してもらいました。

 僕がソニー生命の前身である、ソニーと米国プルデンシャル生命の合弁会社の立ち上げに携わったのは36歳の時です。金融業というと、当時システム構築ではIBMなんかが圧倒的に強くて、全部カスタマイズで作っていたんです。でもうちはパッケージソフトを最初からスケルトンとして導入するという方針でした。

安藤 国威
ソニー生命保険名誉会長
東京大学経済学部卒業後、1969年ソニー入社。 1990年、ソニー・エンジニアリング・アンド・マニュファクチャリング・オブ・アメリカ(SEMA)社長に就任。1996年、インフォメーションテクノロジー(IT)カンパニ-プレジデント就任。2000年6月 、ソニー取締役代表執行役社長に就任。2007年よりソニー生命保険取締役会長。 2011年より現職。(写真:村田和聡)

 今でもそうなんですけれども、ITで使っている言葉は全て英語で書かれているんですよ。事業を開始したデイワン(Day1)から、翻訳なんかは一切やめて、とにかく最初からシンプルなシステムにしようと。むしろシステムに合わせて、オペレーションをどんどん変えていこうとしたわけです。最高のスケルトンをばーっと想定して、それに合わせて逆に組織と人を張り付けていくという発想でスタートしました。

 で、10年に1回ぐらい、がらっとシステムを大きく変えてきたんですね。僕がソニーの社長を退任した後、ソニー生命に移った時もそういう節目でした。

 ソニー生命の強みは、「ライフプランナー」という専門知識の高い営業担当者が、お客様にコンサルティングを提供できることにありました。ただし世の中は、ネット専業の保険会社ができたり、逆に来店型の店舗を強化したり、マルチチャンネル化がどんどん進んでいく。

 そうしたなかで僕は、ライフプランナーが徹底的にIT武装して、競争相手がネット事業であれ、何であれ、絶対に負けないようにしたいと考えました。そこまでやるのが会社の責任なんだと。

 で、ありとあらゆる金融業界のシステムに関する本を読んで、たどり着いたのが従来の「保険業は紙と人間の仕事」という考え方を変えてしまうという結論です。人間と紙しかいらない。じゃあ、紙を無くそうと。要するに人間がパソコンを持って歩けば、お客の目の前がオフィスになって、そこで契約などのあらゆる業務ができてしまうという環境を作ろうと考えました。

「紙を使わない保険会社」を目指す

 それまでも、ライフプランナーが契約前のお客様にいろいろな資料を見せてプレゼンするシステムはありましたが、これをもっと進める。保険加入に必要な項目をタッチペンで選んでいくだけで、契約がほぼ完了する。さらにお客様がウェブ上の自分のページにアクセスすれば、すべての情報が全部分かるようにしようと。

 「一切紙を使わない保険会社」をやるわけだから、システムもこれまでのものをご破算にして、次世代のものを作らなくてはいけません。とはいえ担当者は、自分たちだけでやるには不安がある。そこでソニーのCIOである長谷島さんからアドバイスを受けようとなったわけです。

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