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日本企業を襲う「自分のアタマで考えない」病

『ゼロ秒思考』の著者に聞く、上司に足りない働く力

2014年3月25日(火)

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 マッキンゼー時代には、ソウルオフィスをゼロから立ち上げ、韓国企業、特にLGグループの世界的な躍進を陰で支えてきた赤羽雄二氏。同氏が最近書いた著書『ゼロ秒思考』(ダイヤモンド社)が売れている。なぜ今、思考法なのか。その理由について「マネジメント層の実力低下がヒドイから」と説明し始めた。(聞き手は瀬川明秀)

赤羽さんには、これまで日経ビジネスで「なぜ日本の大企業で変革が進まないのか」といったテーマで、何度も取材させて頂きました。マッキンゼー時代は、10年以上にわたり韓国大手財閥の再建に取り組まれ、最近は、国内の大企業の経営改革プロジェクトにも参画されている。我々の頭の中では、“組織再生のプロフェッショナル”というイメージがあったのですが、最近出版された『ゼロ秒思考』では、経営論を離れ、ご自身の経験に基づく思考法について紹介されました。今までの“堅い文章”とは一転、今回は、社会人1年生からでも手に取れそうな優しい本。お手軽な自己啓発書のような印象も残るつくりで、ちょっと驚いています。

赤羽雄二(あかば・ゆうじ)
 東京大学工学部を1978年3月に卒業後、小松製作所で建設現場用の超大型ダンプトラックの設計・開発。86年、マッキンゼーに入社、1990年から10年半にわたってフルタイムで韓国企業、特に財閥の経営指導に携わる。2002年1月、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。IT・ソーシャルメディア・スマートフォン・クリーンテックなどの分野のベンチャーを支援。そのほか経済産業省「産業競争力と知的財産を考える研究会」委員、総務省「ITベンチャー研究会」委員、総務省「ICTベンチャーの人材確保の在り方に関する研究会」委員などを勤める

赤羽:いえいえ。私の中では完全に一致しています。大企業の経営改革を進めるためには、経営者、経営幹部、部課長の問題把握・解決力が非常に重要です。もっと平たく言えば、「自分の頭で考えて、積極的に発言し、行動すること」です。

 でも、問題は、これが全然できていないことなんです。大企業の場合、部長も課長も 皆、上を見て仕事をしています。自分で情報収集をし、考えて発言するというよりは、上から指示された仕事を鵜呑みにしてひたすらその範囲でやり遂げる、ということにほとんど全部のエネルギーを使っています。

 計画作成にも膨大な時間を使っていますが、大半が数値合わせ、予算作成と修正・やり直しが中心です。ただ、それをどういうビジョン、戦略で実行するのか、どうやって具体的に現場のアクションに落とし、経営改革を進めるのかについては、ほとんど関心を持って取り組まれていません。経営者がいかに優れていても、現場を動かす部課長が自立的に問題把握をし、問題解決をしていかなければ会社は決してよくなりません。変わっていきません。サラリーマンとしてその場しのぎにやっている点も否めませんが、根本的に「自分の頭で考えて、積極的に発言し、行動する」力が不足していると私は感じました。

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「日本企業を襲う「自分のアタマで考えない」病」の著者

瀬川 明秀

瀬川 明秀(せがわ・あきひで)

日経ビジネス副編集長

日経ビジネス、日経ベンチャー、日経ビジネスアソシエなどを経て、日経ビジネスオンライン開設後はオンライン編集がメインの業務。2012年からは日経BPビジョナリー経営研究所の研究員を兼務。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官