• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

市場ルールを作り、ビッグデータを分析…経済学で社会が変わる

スーザン・エイシー米スタンフォード大学教授インタビュー

2014年4月15日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

日経ビジネス別冊「2014~2015年版 新しい経済の教科書」では、経済学の世界から見たビッグデータ分析の最新情報も特集している。その中で、最先端の分析手法を開発していることで知られ、米マイクロソフトのチーフエコノミストでもあるスーザン・エイシー米スタンフォード大学経営大学院教授のインタビューを掲載した。別冊では、米国内で防犯政策にビッグデータ分析が活用されている事例なども紹介しているが、本稿では未収録の内容を掲載する。(聞き手は広野彩子、写真は林幸一郎、以下同)

エイシー教授は、米マイクロソフトのチーフエコノミストも務めていらっしゃいます。きっかけは何だったのですか。

エイシー:2007年の春、スティーブ・バルマーCEO(最高経営責任者)から電話でお誘いがあったのです。私がジョン・ベーツ・クラーク・メダル(ノーベル経済学賞の登竜門と言われる、将来有望な若手経済学者に授ける賞)を受賞した時に、雑誌の紹介記事を見て、連絡をしてきたのですよ。

 私は、1人の売り手が多数の買い手と取引するための市場づくりを研究する「オークション理論」を研究してきたので、当時、というか今でもそうですが、グーグルと激しい競争を繰り広げていたマイクロソフトが注目したようです。オンライン広告のビジネスには、ミクロ経済学、特にオークション理論のアイデアが、たくさん盛り込まれていますから。オンライン広告であれば、広告を表示する1つの場所をめぐって、多数の広告主が入札します。

雑誌ですか。マイクロソフトのような企業が、なぜエイシー教授のような、トップクラスのミクロ経済学者に興味を持ったのでしょうか。グーグルでも、ハル・ヴァリアン氏をチーフエコノミストにしていますね。アマゾンでも、パット・バジャリ氏が同じ立場にいます。

エイシー:いわゆる「ビッグデータ分析」に関して、研究の世界と、ビジネスの世界で同時に変化が起こり、ビッグデータ分析がビジネスそのものを大きく変貌させていることが最大の理由だと思います。企業にかかわっていく経済学者はみな、理論を実践につなげたいと考える人たちです。

 スティーブ・タデリス氏はイーベイにいますし、プレストン・マカフィー氏はヤフーからグーグルに移りました。アマゾンのパットは私のライバルです。スティーブと私は学術の世界に身を置いていますが、定期的に企業のコンサルティングに携わっています。パットとハルは、もうビジネスの世界に移ってしまいました。

コメント0

「新しい経済の教科書2014」のバックナンバー

一覧

「市場ルールを作り、ビッグデータを分析…経済学で社会が変わる」の著者

広野 彩子

広野 彩子(ひろの・あやこ)

日本経済新聞社NAR編集部次長

朝日新聞記者を経て日経ビジネス記者、2013年から日経ビジネス副編集長。日経ビジネスオンラインでコラムの執筆・編集を担当。入山章栄氏の著作『ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学』を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

リストラなどつらい経験もありましたが、多くの山に登ったことで、別の景色が見えやすくなりました。

吉田 秀俊 VAIO社長