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不採用の理由は、しっかり学生に伝えます

Sansan×ネットプロテクションズ ぶっちゃけ人事トーク(その2)

2014年4月4日(金)

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 この2月に刊行された『大手を蹴った若者が集まる 知る人ぞ知る会社』という拙著は、勤労意欲に満ちた上位大学の学生が注目している中小のベンチャー企業5社を取材し、そこで実際に働いている若者たちの姿を描いた本です。

 そんな「知る人ぞ知る会社」の人事はいったいどうなっているのか。取材をさせてもらったSansanの角川素久さんと、ネットプロテクションズ(NP)の秋山瞬さんに、リアルなところをぶっちゃけてもらおう。そう思い立って、このトーク企画に取り掛かりました。

 前回は、2社に集まってくる若者たちには、従来の就活の常識では収まりきらないユニークなタイプも多い、という話が出ました。

 でも、そうしてやってくる若者たちは、どのように2社の魅力を知り得るのでしょう。SansanもNPも、学生には何をやっている会社か分かりにくいはずです。

「自社のことを分かってもらうために、どんな工夫をしていますか?」

 という質問に対する回答から、今回のトークは始まります。

(オバタカズユキ)

●Sansan株式会社●株式会社ネットプロテクションズ
[設立]2007年6月
[資本金]3億5800万円
[社員数]100人
[事業内容]名刺管理クラウドサービスの企画・開発・販売

 1976年生まれの寺田親弘社長が三井物産勤務を経て、同年代の役員たちと共に立ち上げた。現段階のメイン事業は、法人向けの名刺管理サービス「Sansan」。「世界を変える新たな価値を生み出す」というビジョンに向けて、社員が一丸となって働く社風が特徴的だ。徳島県神山町の古民家をサテライトオフィスとして利用するなど、ユニークな社内制度をたくさん設置している会社としても知られている。

[設立]2000年1月
[資本金]3億8500万円
[社員数]50人
[事業内容]後払い決済、企業間決済、クレジットカード決済等サービスの運営

 1975年生まれの柴田紳社長は日商岩井出身。IT系のベンチャーキャピタルに移り、1年目に買収案件として任されたのが資本金以外に何もないベンチャーのネットプロテクションズだった。長き修羅場の時期を経て、「つぎのアタリマエをつくる」というミッションを掲げる成長企業に変身。現在、オリックス傘下にあるが、社風は実にオープン、若手社員への権限委譲が非常に進んでいる。

(前回はこちら

秋山:NPはサマーインターンシップにかなり力を入れています。学部3年生や修士1年生が対象で、6月から募集を始めて、実施は8~9月。連続5日間のインターンを、4タームやっています。

オバタ:アクティブな学生の間で「参加すると楽しい」と評判になっているようですが、具体的には何をやっているのですか?

秋山:参加者にはがっつり当社の事業の説明をしています。どうやって実現不可能と言われた「後払い決済」ビジネスを生み出すことができたのか、「後払い決済」で得た強みを活かして将来どんな価値を社会に提供できるのか、といった話を裏事情も含めて。

オバタ:そうした話が就活も始まっていない学生に通じますか?

秋山:学生だからと考えず、本気で想いをぶつければしっかり通じますよ。新規事業の企画立案に関心があるようなエッジの立った人を選んでいるし。

オバタ:選んでいる。参加するには、どのぐらいの倍率が?

秋山:参加者数は4タームのインターンで計70人前後。参加の申込み者数は年に700人くらいなので、だいたい10倍ですね。

編集Y:けっこうな倍率のようですが。

秋山:まだまだですよ。ワークスアプリケーションズさんなど、もっと倍率が高いところがありますから。

オバタ:ワークスアプリケーションズは、企業向けの基幹業務システムの開発で知られる、社員数2000人台のベンチャー企業ですね。

秋山:あの会社は以前からインターンシップの参加者に日給を出しているんです。意欲があって優秀な学生を集めるのに良い制度なのでNPも見習わせてもらって、1ターム5日間のインターンシップ参加で3万円の報酬を出しています。

オバタ:気になる会社の事業の裏側を聞けて、さらにお金がもらえる。それは学生の間で評判になるでしょう。

 角川さん、Sansanはインターンシップをどうされています?

「後輩に勧めたい」インターン制度を培う

角川:当社はインターンをやらない派なんです。むしろ、他社はなぜみんなインターンをやるのだろうかと首を傾げている。

秋山:そうみたいですね。

角川:うちも昔はやっていたんですよ。下心ありありの採用直結型のインターンシップを。あまり予算がないので、知り合った大学生に「誰かいない?」と5人ぐらい連れてきてもらったりもして。

オバタ:スタートアップの段階ですね。いい話っぽいじゃないですか。

角川:中身は良かった。働くことに対して目線の高い優秀な学生が集まり、「Sansanさんのインターンはすごく勉強になりました」と感謝をされた。結果、大手の内定を取ってそっちに行かれてしまった(笑)。

オバタ:かつては蹴られるほうの会社だった。

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「不採用の理由は、しっかり学生に伝えます」の著者

オバタカズユキ

オバタカズユキ(おばた・かずゆき)

フリーライター、編集者

1964年、東京都生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務後、フリーライターになる。社会時評、書評、取材レポート、聞き書きなど幅広く活躍

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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