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「志望動機」を学生に聞く意味がわかりません

Sansan×ネットプロテクションズ ぶっちゃけ人事トーク(その3)

2014年4月11日(金)

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 新刊の拙著『大手を蹴った若者が集まる 知る人ぞ知る会社』に登場してもらった、Sansanの角川素久さんとネットプロテクションズ(NP)の秋山瞬さんのトーク企画。

 前回は、力の入ったサマーインターンシップや、社長が壮大な構想を語る会社説明会の開催で優秀な学生たちが集まってきている、という話が出ました。

 でも、その「優秀な学生」は、なぜ大企業ではなく、ベンチャー企業に入るのでしょう。言い換えると、どんな点でベンチャーの方が大企業入社よりもいいと言えるのでしょうか。

 今回はその問いに対する答えから、2人のトークが始まります。

(オバタカズユキ)

●Sansan株式会社●株式会社ネットプロテクションズ
[設立]2007年6月
[資本金]3億5800万円
[社員数]100人
[事業内容]名刺管理クラウドサービスの企画・開発・販売

 1976年生まれの寺田親弘社長が三井物産勤務を経て、同年代の役員たちと共に立ち上げた。現段階のメイン事業は、法人向けの名刺管理サービス「Sansan」。「世界を変える新たな価値を生み出す」というビジョンに向けて、社員が一丸となって働く社風が特徴的だ。徳島県神山町の古民家をサテライトオフィスとして利用するなど、ユニークな社内制度をたくさん設置している会社としても知られている。

[設立]2000年1月
[資本金]3億8500万円
[社員数]50人
[事業内容]後払い決済、企業間決済、クレジットカード決済等サービスの運営

 1975年生まれの柴田紳社長は日商岩井出身。IT系のベンチャーキャピタルに移り、1年目に買収案件として任されたのが資本金以外に何もないベンチャーのネットプロテクションズだった。長き修羅場の時期を経て、「つぎのアタリマエをつくる」というミッションを掲げる成長企業に変身。現在、オリックス傘下にあるが、社風は実にオープン、若手社員への権限委譲が非常に進んでいる。

(前回はこちらから)

オバタ:大企業と求める人材は基本的にそう変わらない、としたら、どうやって学生にこちらを選んでもらうかになりますが。

角川:なぜ大手企業ではなく、ベンチャー企業のほうがいいか。そこについては会社説明会できっちり話をしています。1つは、やはり規模の話ですね。規模の小さな会社のほうがいい。なんでいいのかと言うと、自分の成長と会社の成長を重ねやすいからです。

オバタ:会社と一緒に成長できるよ、と。

角川:サークルに属していて、そこをもっと良くしようとする。それは学生にもリアリティーがある話です。でも、属している大学をもっと良くしようといったら、リアリティーが感じられません。

オバタ:サークルと大学では、対象の人数が2~3桁違いますものね。

角川:それがSansanに入るか、例えば総合商社に入るかの違いです。まだ100人程度しか社員がいないSansanでは、オフィスを移転すればみんなの気持ちが華やぎます。会社がCMを始めて売り上げが伸びた。これもリアリティーがあるわけです。

 しかし、連結ベースで何万人も社員がいる総合商社だったら、「何かあっちの方で忙しくしているよ」「そういえばニュースで新事業のことを知ったよ」、というふうに社内の出来事が遠くなります。

オバタ:一体感がまるで違うってこと?

角川:それもそうですが、小さな会社で働く方が、自分のミッション、やるべきことに対する責任を実感しやすいんですね。仕事をする上で、それは大事なことだという話です。

編集Y:学生の中に根強くある「寄らば大樹の陰」といった価値観を、直接揺さぶることはしないのですか?

コメント1件コメント/レビュー

一般論でいえば中小企業のオーナー・社長は強欲で、社員は「使い捨て」と考えている人が多い。社員は前途にあまり希望が持てないので機会あれば転職を狙う。この二つは裏腹の関係にある。また「オーナー・社長の強欲」は旺盛な事業意欲と裏腹だ。オーナー・社長もできれば社内にさまざまなノウハウが蓄積でき、社員の成長を促進できる終身雇用制を定着させたいが、上記の関係からなかなか難しい。また中小企業では人間関係が難しい。一度失敗すると社内に居場所がなくなってしまう。大企業では転勤とか左遷があるので敗者復活の道がある。この二つが中小企業で働くことのむずかしさである。(2014/04/11)

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「「志望動機」を学生に聞く意味がわかりません」の著者

オバタカズユキ

オバタカズユキ(おばた・かずゆき)

フリーライター、編集者

1964年、東京都生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務後、フリーライターになる。社会時評、書評、取材レポート、聞き書きなど幅広く活躍

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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一般論でいえば中小企業のオーナー・社長は強欲で、社員は「使い捨て」と考えている人が多い。社員は前途にあまり希望が持てないので機会あれば転職を狙う。この二つは裏腹の関係にある。また「オーナー・社長の強欲」は旺盛な事業意欲と裏腹だ。オーナー・社長もできれば社内にさまざまなノウハウが蓄積でき、社員の成長を促進できる終身雇用制を定着させたいが、上記の関係からなかなか難しい。また中小企業では人間関係が難しい。一度失敗すると社内に居場所がなくなってしまう。大企業では転勤とか左遷があるので敗者復活の道がある。この二つが中小企業で働くことのむずかしさである。(2014/04/11)

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三品 和広 神戸大学教授