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「何でもやります」と言う人は、あまり欲しくない

Sansan×ネットプロテクションズ ぶっちゃけ人事トーク(その4)

2014年4月18日(金)

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 一流大学の学生で、人気の大企業に就職できる力があるのに、一般的には知名度の低い小さなベンチャー企業に入社する。そんな人たちが、拙著『大手を蹴った若者が集まる 知る人ぞ知る会社』には、たくさん登場します。

 彼らはなぜそうした道に進むのか。取材させてもらった5社のうちの2社の人事担当者である、Sansanの角川素久さんとネットプロテクションズ(NP)の秋山瞬さんは、彼ら自身の中に「成長したい」という思いが強くあるからだと言います。

 では、その成長意欲の高い若者たちに、会社側はどう応じているのでしょう。今回は、ベンチャー企業にとって「理念」がいかに重要か、という方向にトークが広がっていきます。

(オバタカズユキ)

●Sansan株式会社●株式会社ネットプロテクションズ
[設立]2007年6月
[資本金]3億5800万円
[社員数]100人
[事業内容]名刺管理クラウドサービスの企画・開発・販売

 1976年生まれの寺田親弘社長が三井物産勤務を経て、同年代の役員たちと共に立ち上げた。現段階のメイン事業は、法人向けの名刺管理サービス「Sansan」。「世界を変える新たな価値を生み出す」というビジョンに向けて、社員が一丸となって働く社風が特徴的だ。徳島県神山町の古民家をサテライトオフィスとして利用するなど、ユニークな社内制度をたくさん設置している会社としても知られている。

[設立]2000年1月
[資本金]3億8500万円
[社員数]50人
[事業内容]後払い決済、企業間決済、クレジットカード決済等サービスの運営

 1975年生まれの柴田紳社長は日商岩井出身。IT系のベンチャーキャピタルに移り、1年目に買収案件として任されたのが資本金以外に何もないベンチャーのネットプロテクションズだった。長き修羅場の時期を経て、「つぎのアタリマエをつくる」というミッションを掲げる成長企業に変身。現在、オリックス傘下にあるが、社風は実にオープン、若手社員への権限委譲が非常に進んでいる。

(前回はこちらから)

オバタ:ベンチャー企業と大企業とでは、求めている人材像がやっぱり違うのではないかと思うのですけれども、いかがですか。

秋山:求める人材像の要素として、「素直さ」と「従順さ」の違いはあるかもしれません。うちは素直さを求めますが、従順さは特に求めてない。むしろ面倒くさいぐらいの人を採用しています。何をやるにしても、「その目的は何ですか」と問うてくるような人です。

オバタ:たしかにNPの若手社員の基本トーンはそうでした。

秋山:会社の言うことに意思と意図が感じられなかったら、入社1年目の社員でも詰め寄ってきますからね。「これって本当にやる意義があるんですか?」と。

編集Y:「意思、意図、意義などは、仕事を終えてから分かってくる。まずは何でもやってみなさい」という押し返し方もありますが。

自社が一時的な腰掛の場所であっても構わない

秋山:確かにそういう返し方もありますが、NPという会社の考え方は根本的に逆です。意思ある人に挑戦の場を与えることが輝いた成長につながる一番の方法だ、と考えています。本人の中に目的意識がない仕事をいくら頑張ってもらっても、芽が出ないように思うんです。

角川:僕は、優秀な人を求めているという意味では、大企業もベンチャー企業もそんなに違わないと思いますね。ただし、大企業の方が“白い人”を欲しがっている気はします。

オバタ:なんだかんだ言って、会社の色に染めやすそうな人を優先採用。たいていの会社の本音はそうでしょう。

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「「何でもやります」と言う人は、あまり欲しくない」の著者

オバタカズユキ

オバタカズユキ(おばた・かずゆき)

フリーライター、編集者

1964年、東京都生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務後、フリーライターになる。社会時評、書評、取材レポート、聞き書きなど幅広く活躍

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官