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訪日客に「ひたち海浜公園」が大人気のワケ

地方のインバウンド振興にまだ必要な外国人視点

2014年5月2日(金)

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 日本を訪れる英語圏の旅行客のほとんどがアクセスする観光情報サイト「ジャパンガイド」。日々刻々移り変わる日本国内の観光情報をきめ細かく提供し、月間アクセスは900万ページビュー(2014年3月)に達する。社長でスイス人のステファン・シャウエッカー氏は、特に東南アジアの英語圏で日本への興味・関心が急速に高まっていると言う。

 訪日客2000万人を目指す政府の政策で、インバウンド(訪日観光)の環境整備のスピードが大きく上がったと評価。一方、地方自治体など人手や予算が限られる場では、外国人ならではの視点を生かした観光振興策がまだまだ必要と指摘する。

(聞き手は秋山知子)

英語圏の旅行者が閲覧する日本の観光情報のサイトとしてジャパンガイドは圧倒的な存在です。ユーザーの方がジャパンガイドを見に来る理由は何でしょうか。

ステファン・シャウエッカー
1974年、スイス・チューリッヒ生まれ。ジャパンガイド代表取締役社長。95年に初めて日本を旅行。96年から日本を英語で紹介するサイト「ジャパンガイド」を開設・運営。2003年に妻の実家がある群馬県藤岡市に移り住む。国土交通省「VISIT JAPAN大使」も務める。

シャウエッカー:検索すると上の方に出てくるから(笑)。ただ、情報の量と細かさはユーザーから評価されています。ほかのガイドブックよりも詳しいというフィードバックをよくいただきます。

例えば今はちょうど、桜の見ごろが東北の北部まで来ている時期ですが、ジャパンガイドの桜のページを見ると開花状況のレポートが日々追加されていますね。何人でこれだけの情報量をカバーされているんですか。

シャウエッカー:今は3人の社員と私でやっています。全員が藤岡(本社のある群馬県藤岡市)に住んでいて、全国に出かけて取材をして自分で写真も撮ります。特に桜と紅葉の時期は、取材したその日のうちに記事をアップするようにしています。詳しい英語の桜の開花情報はまだそれほど多くないのですが、ユーザーからの関心がとても高いので、2009年から毎年レポートをしています。

4人でこれだけの地域と情報量を担当するのは大変ですね。後ろにあるホワイトボードの予定表で、×が付いている日がたくさんありますが?

シャウエッカー:それは取材に出かけている日ですね。明日からは東北の桜の取材に出かけます。

 現在、観光地は800カ所くらいカバーしていて、「観光ガイド」のページが1000ページほどあります。最近はこれらのページのメンテナンスが非常に大きな仕事になってきました。毎日1ページずつメンテナンスしても3年はかかってしまいますので。

 例えばこの春、消費税が8%に上がったので、運賃や入場料などがすべて少しずつ変わりました。それらを全部チェックして更新するのがとても大変でした。

寺社や城、観光施設などは、修復や改装工事なども頻繁にありますね。

シャウエッカー:そうです。どこが工事をしているとか、新しい建物ができたとか。営業時間や入場料が変わったなども、その都度、更新していかなければいけないので。

取材対象はどのように決めていくんですか。

シャウエッカー:来年はどこに行ったほうがいいとか、大きなトレンドは私が考えて決めます。例えば富岡製糸場(群馬県富岡市)が世界文化遺産に登録勧告されたので、あれも早く観光ガイドの中に入れる必要があります。情報収集のために観光関連のニュースやテレビの旅番組、新聞などもよく見ます。

 もう1つ重要な情報源は、ジャパンガイドのサイトの中にあるユーザー・フォーラムです。ユーザーが質問を書き込むクエスチョン・フォーラムというのがありますが、その中で我々がまだカバーしていない場所についての質問が急に増えてきたら、やはり行かなくてはというケースがあります。

 最近では、国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)を新たに取材しました。最近、東南アジアからのアクセスがとても増えてきているのですが、タイやインドネシアの人は花がとても好きで、特に自国にはない花を見に行きたいという人が多いのです。

今だと「ネモフィラ」という花でしたっけ。写真で見るとすごいですね。

シャウエッカー:はい。ひたち海浜公園には行ったことがなかったのですが、確かにとても花が素晴らしいところです。

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「訪日客に「ひたち海浜公園」が大人気のワケ」の著者

秋山 知子

秋山 知子(あきやま・ともこ)

日経ビジネス副編集長

1986年日経BP社入社。日経コンピュータ、日経情報ストラテジー、日経アドバンテージ、リアルシンプル・ジャパンの編集を担当。2006年から現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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