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Sansan×ネットプロテクションズ ぶっちゃけ人事トーク(その6)

2014年5月9日(金)

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 成長しないことが一番のリスクだ。そう考えて小さなベンチャー企業に入社した人たちの姿を、拙著『大手を蹴った若者が集まる 知る人ぞ知る会社』で詳細に描きました。

 取材させてもらった企業のうちの2社、Sansanの角川素久さんとネットプロテクションズ(NP)の秋山瞬さんは、それぞれの人事担当者。日経ビジネスオンラインでは、これまで5回に渡って、新卒採用の仕方や社内コミュニケーションなどについて語ってもらいました。

 最終回の「ぶっちゃけ人事トーク」は、2社の「人事評価」の方法の話から始まります。労働政策研究の第一人者から「ハイエンド」と評された、最先端を走っている会社の本音をお楽しみください。

(オバタカズユキ)

●Sansan株式会社●株式会社ネットプロテクションズ
[設立]2007年6月
[資本金]3億5800万円
[社員数]100人
[事業内容]名刺管理クラウドサービスの企画・開発・販売

 1976年生まれの寺田親弘社長が三井物産勤務を経て、同年代の役員たちと共に立ち上げた。現段階のメイン事業は、法人向けの名刺管理サービス「Sansan」。「世界を変える新たな価値を生み出す」というビジョンに向けて、社員が一丸となって働く社風が特徴的だ。徳島県神山町の古民家をサテライトオフィスとして利用するなど、ユニークな社内制度をたくさん設置している会社としても知られている。

[設立]2000年1月
[資本金]3億8500万円
[社員数]50人
[事業内容]後払い決済、企業間決済、クレジットカード決済等サービスの運営

 1975年生まれの柴田紳社長は日商岩井出身。IT系のベンチャーキャピタルに移り、1年目に買収案件として任されたのが資本金以外に何もないベンチャーのネットプロテクションズだった。長き修羅場の時期を経て、「つぎのアタリマエをつくる」というミッションを掲げる成長企業に変身。現在、オリックス傘下にあるが、社風は実にオープン、若手社員への権限委譲が非常に進んでいる。

(前回はこちらから)

オバタ:人事評価でもSansanらしさ、NPらしさは出ていますか?

角川:うちはすごくシンプル。まず、考え方として公平な評価はありえないと思っています。

オバタ:いきなり逆説的じゃないですか。

角川:いや、ストレートな意味合いで、人事評価に公平性や透明性は求めきれないと思うんですよ。それと、評価は上司の専権事項だ、と。上司の評価は絶対であることが基本ですと、まずちゃんと新入社員に言っていますね。

編集Y:正直でいいですね。

角川:そこを明確にしておくと、評価する上司の側の責任をはっきりさせることにもなりますから。

オバタ:評価の基準は上司ごとに違うのですか。

角川:それはSansanの社員がいつも立ち返る7つのバリューを、どれだけきちんと実践できているかどうかです。「仕事に燃え、情熱と愛情を注ぐ」「強みを活かす」「考え、動き、形にする」「やるべきことをやる」「意思と意図をもって判断する」「感謝と感激を大切にする」「逃げずにやり切る」の7つ。

オバタ:営業成績などは反映されないのですか。

バリューを実績よりも優先

角川:7つのバリューが先にありきです。営業成績については、例えば売り上げ目標の200%の結果を出したとしても、7つのバリューがちゃんとできていなかったら評価しないよ、という考え方です。

オバタ:かなり徹底した理念型なんですね。評価は具体的にどういう形で表れるのですか。

角川:給料に反映されます。昇給が違ってくる。

秋山:昇給。

角川:ええ、昇給です。7つのバリューで評価したうえで、目標の到達度なども参考にして、各社員の給料を決める。

秋山:賞与を決める際の基準は別にあるのですか?

角川:会社の業績次第ですが、基本的には夏と冬にそれぞれ月給の1カ月分を出すという固定的なものです。

秋山:そうすると、昇給すれば自動的に賞与も上がるわけですね。

角川:そういうことです。なので、月給×14カ月が年収になるというシンプルな制度なんです。給料を上げたければ、半年に1度の人事評価で昇給するしかない。

オバタ:すごくシンプルだけど、シビアと言えばシビア。

角川:個人ごとの業績連動型の賞与制度は実際に運用しづらいし、それを数値化するのも難しいと思うんですよ。

秋山:そうなんですよね。おっしゃる通りです。

コメント4

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「あなたの子供が「ベンチャーに就職する」と言ったら」の著者

オバタカズユキ

オバタカズユキ(おばた・かずゆき)

フリーライター、編集者

1964年、東京都生まれ。上智大学文学部卒業。出版社勤務後、フリーライターになる。社会時評、書評、取材レポート、聞き書きなど幅広く活躍

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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