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苦労を共にして一生の信頼

  • 小林 暢子

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2014年5月15日(木)

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 元ソニー社長の安藤氏と、元ソニーCIO長谷島氏の対談、最終回。エネルギッシュで現場志向の上司から長谷島氏が学んだこととは。

長谷島:米国のソニー・エンジニアリング&マニュファクチャリング・オブ・アメリカ(SEMA)、IT事業で安藤さんと一緒に仕事をして、安藤さんがソニーのCOO(最高執行責任者)の時代に僕がCIOを務めました。

安藤:これほどずっと長い間、一緒にやってきたって珍しいんじゃない?

長谷島:距離は少し時代時代で違ったと思うんですけれども、本当に長く一緒にさせてもらいましたね。

安藤:面白かったよね。

長谷島:面白かったですね。本来僕は仕事が嫌いなんだけど、安藤さんとは違った(笑)

安藤国威ソニー生命保険名誉会長(右)と長谷島眞時ガートナー ジャパン エグゼクティブ プログラム グループ バイス プレジデント エグゼクティブ パートナー。(写真:村田和聡)

安藤:「昔のソニーは元気があったのに、なぜ今は元気がなくなっちゃってイノベーションが生まれにくいんですか」といった質問を最近よく受けるんです。

 確かに当時は日本全体がすごく伸びていましたし、それからソニーも猛烈に成長していました。これ以上成長したらもう少し身をすくめようとか、やり過ぎて相手とバッティングしちゃうんじゃないかとか、そんなことを気にしないで自由自在にやっていいと言われていた。

 僕は社長になる前に、新しい会社を4つ作りましたが、リスクがあってもあまりためらわなかったですね。有能な人を集めて、どーっとチームを作ってやれば必ず成長してくれると。

ぶれない姿勢を示す

長谷島:トップとしての安藤さんはぶれないですよね。

安藤:「ミスター安藤はいつも同じことを言っている」といわれたくらい、常に変わらないです。「彼の言うことを信じてやっていれば大丈夫だ」というムードが生まれると、メンバー皆がそれぞれの役割でやってくれますから。

長谷島:そういえば、SEMAをやっていた時代、マネジメントチームで世界を回りました。日本で事業本部回りをして、生産技術を見て、それからシンガポールやマレーシアの工場でモノを作っているところ見て。はっきり言って過密スケジュール。で行く先々で安藤さんはいろんな人の話をすごく熱心に聞くんです。

安藤:それでだんだん疲れてきて。

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