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九州はアジアのマザー工場

目代武史・九州大学大学院工学研究院准教授に聞く

2014年6月11日(水)

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 自動車産業が集積している九州。これから、日本のモノ作りを牽引していく地域になっていけるのか。また、そうなるための条件とは何か。自動車産業の技術経営などについて研究を続けている目代武史・九州大学大学院工学研究院准教授に聞いた。

(聞き手は宮澤 徹)

九州で自動車産業の集積が進んでいます。各社が進出する要因は何でしょうか。

目代武史(もくだい たけふみ)
広島大学大学院国際協力研究科博士課程後期修了(博士(学術))、広島大学地域経済システム研究センター助手、東北学院大学専任講師、准教授を経て、2011年より現職(大学院統合新領域学府オートモーティブサイエンス専攻担当)。主な著書:折橋伸哉、目代武史、村山貴俊編著『東北地方と自動車産業 トヨタ国内第3の拠点をめぐって』創成社、2013年

目代:国内の新興自動車生産地域としては、年産150万台と大きな規模になっている九州は、かなり恵まれていると思います。

 リーマンショックの前、日本からの自動車輸出拠点として大きく成長し、その時期に生産地としての基盤をうまく作り上げました。

 ここに集積している自動車メーカーを見ても、日産自動車は九州拠点がおそらく国内のグループの中で最も大きい工場ですし、ダイハツもそうです。

 トヨタ自動車九州は生産しているのが高級車なので、国内の部品をある程度は使っていくでしょうから、地元経済への波及効果も期待できます。

 九州は労務費や土地代が日本の中でも安く、広い土地があるという利点があります。さらに、需要地でもあり部材の調達先にもなるアジアとの距離が近い。

 自動車メーカーは、こうしたアドバンテージをうまく生かしている状況になってきていると思います。

アジアなどと競合していく上で、九州の生産拠点としての強みはどこにありますか。

目代:品質面と物流動線の短さにあると思います。部品を例に挙げると、中国から輸入されてくる部品は出荷時に中国側で全数検査をして、荷詰めをして、日本に持ってきて、その後にもう一度荷開きをして全数検査をします。

 手間がかかる上、日本側ではじかれてしまう部品がかなり出てきます。それはもちろん、むだになってしまいます。検査で引っ掛かった場合、その分は中国側に余計に作ってもらうようお願いしないといけないので、さらなるコストアップになります

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「九州はアジアのマザー工場」の著者

宮澤 徹

宮澤 徹(みやざわ・とおる)

日経ビジネス副編集長

日本経済新聞社産業部、中国総局、重慶支局長、2012年秋日経ビジネス副編集長。製造業とアジア担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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