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セブンの「おにぎり」はなぜうまいのか

知られざる黒子、「わらべや日洋」の素顔

2014年6月17日(火)

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 セブンイレブンの「おにぎり」や「弁当」の開発・生産で、約3割のシェアを握る黒子企業がある。東京都小平市に本社を構える、わらべや日洋だ。「おいしい」と評判のセブンのおにぎりや弁当は、どのように作られているのか。その舞台裏をのぞく。

 「セブンイレブン(セブン-イレブン・ジャパン)」のおにぎりの年間販売数をご存知だろうか。その数、18億7600万個(2014年2月期)。1日当たり約514万個で、1店舗につき約320個が消費されている計算になる。一方、お弁当は5億500万個。毎日1店舗当たり約86個売れている。いずれもその販売数は日本最大と見られており、セブンのおにぎりや弁当は、私たち日本人の食生活を支えていると言っても過言ではない。

セブンのおにぎりは年間18億7600万個も売れている(写真:スタジオキャスパー)

 このセブンイレブンの「おにぎり」や「弁当」の開発・生産で、約3割のシェアを握る黒子企業がある。東京都小平市に本社を構える、わらべや日洋だ。

 同社は1988年以来、セブン向けのおにぎりや弁当の開発・生産に特化してきた。一般的によく聞かれる「セブンのおにぎりはおいしい」という評判は、いわば、わらべや日洋の貢献なくしてあり得なかったとも言える。従業員数は約860人で、2014年2月期の売上高は1865億円、前期比6.6%増となった。セブンの成長とともに、着実に事業を拡大している。

 わらべや日洋は、どのようにおにぎりや弁当を開発しているのだろうか。その舞台裏をのぞいてみよう。

 わらべや日洋は、160人以上の開発担当者を社内に抱えている。この開発担当者たちが、セブン側から提示される売れ筋などのデータに加えて、自らの足と舌で集めた消費者の嗜好に関する情報を基に、年間約1000種類の試作品を開発している。その中で、セブン側の厳しい審査を経て最終的に採用されるのは、年間約400種類だ。

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「セブンの「おにぎり」はなぜうまいのか」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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