• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

多様な集団率いるリーダーの資質と覚悟

国際化にも対応する“決断できる人材”の登用と育成(前編)

2014年7月9日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 企業の人事・組織戦略・人材関連サービスのための専門イベント「ヒューマンキャピタル2014」が7月に開催される。これに合わせ日経BP社は昨年、「ステアリングコミッテイ(運営委員会)」を設立し、企業の人事責任者・関係者が直面する課題や対応策など幅広い考え方を聞いた。第2回となる今回は、「グローバルエリートの時代」「超多様化・超個性化時代の人事管理と人材育成」を柱として、竹内弘高ハーバード・ビジネス・スクール教授を中心に各委員らと活発な意見交換を行った。

「ステアリングコミッテイ」メンバー
    【代表】
  • ハーバード・ビジネス・スクール教授/一橋大学名誉教授 竹内弘高氏
    【委員】
  • アクセンチュア戦略コンサルティング本部 シニア・プリンシパル 作佐部孝哉氏
  • キリン常務取締役 小川洋氏
  • キヤノン執行役員 人事本部 副本部長 中村正陽氏
  • セブン&アイ・ホールディングス執行役員 人事企画部 シニアオフィサー 土佐谷政孝氏
  • 日本オラクル執行役員 人事本部長 遠藤有紀子氏
  • パソナ代表取締役社長COO 佐藤スコット氏
  • 三菱商事常務執行役員 コーポレート担当役員 廣田康人氏
  • リンクアンドモチベーションモチベーションマネジメントカンパニー  執行役カンパニー長 川内正直氏
  • 日経BP社執行役員 人事・労務担当補佐 人事室長  日経ビジネス元編集長 寺山正一

「エリート」という言葉に対する意識が変化しているように思えます。書店のビジネス書コーナーでも、「エリート」をタイトルに取った本が数多く見受けられます。

 2011年3月11日の東日本大震災で旧来型の「エリート」といわれる人たちと、被災地の現場でリーダーシップを発揮した本当に求められている「真のエリート」の行動が対照的だったことも一因なのかもしれません。多様で価値観の異なる集団を困難な環境下で率いて行くことができるリーダーが必要だということに気付いた、ともいえるのではないでしょうか。

 これは、みなさん方が実務のなかで感じておられると思います。このような人材をどのように採用し、教育し、活用していけばいいのかを議論していきたいと思います。

日本のグローバルエリートの今

竹内弘高代表(ハーバード・ビジネス・スクール教授、以下、竹内):ボストンに在住しているとエリートに関して感じることがいくつかあります。昔と比べ実に様変わりしている。まず、毎年11月に開催される日米バイリンガル就職イベント「ボストンキャリアフォーラム」の時期になると、市内は日本人で埋まります。優秀な人材を求めるグローバル企業が数多く出展することもあり、日本からわざわざ参加しにくる学生が多い。

 そこで学生になぜ、ボストンまでやって来たのかをたずねると、ここでは採用を即決してくれるからだと言う。日本の採用の弱点をついたイベントではないか。優秀な学生はここで青田買いされてしまう気がしました。

竹内弘高氏
ハーバード・ビジネス・スクール教授/一橋大学名誉教授

 もうひとつは、今年ハーバードを卒業した日本人学生がいます。彼が入学した時、1500人の新入生の中で日本人は1人だけ、翌年も1人だけ。これを何とかしようとして始めたのが日本の高校生がハーバードの学生たちの講義を泊まり込んで受けるプログラムH-LAB(ハーバード・リベラルアーツ・ビヨンドボーダーズ)です。

 ここから7人がハーバードに入り、30数人が米国の大学に進学しています。日本の大学と違い米国の大学はリベラルアーツ教育が主体です。しっかりとした基礎を造り、専門は大学院で学ぶという違いがあります。大学時代に世界を相手にする環境が用意されている。

 変化ということでもう少し語らせてもらうと、かつてハーバード・ビジネス・スクールに通う日本人は、ほとんどが日系企業から派遣されてくる人たちでした。ところが現在は、大半が外資系企業です。日本で大卒を採用し、その後、米国へ留学させる。

 以前の外資系はMBA取得者を採用していたのですが変化しています。また、米国ではベンチャー企業を目指す学生たちが増え、卒業を控えても25%ぐらいがスタートアップ企業からのオファーを待っている。その理由は小規模なうちに入り、将来、株を保有したいという希望をもっているからです。今の時代を反映している現象だと思います。

コメント0

「グローバルエリート時代への対応」のバックナンバー

一覧

「多様な集団率いるリーダーの資質と覚悟」の著者

海部 隆太郎

海部 隆太郎(かいべ・りゅうたろう)

ジャーナリスト。日本工業新聞社(現フジサンケイビジネスアイ)記者、IT企業の広報部長を経て2010年に独立。現在、新聞各紙をはじめ、経済誌、コンピューター専門誌などを中心に執筆活動を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

意外なことに、伝統的な観光地が 訪日客の誘致に失敗するケースも 少なからず存在する。

高坂 晶子 日本総合研究所調査部主任研究員