「きゃりーは日本民族の誇り」、ワーナー会長が語る快挙

 「アジアと北南米、欧州で同じ素材を同時期に発売して世に問うというのは、私の知る限りではクラシックを除いて初めて。その登場の仕方も音楽性も意外でしたが、恐らく誰もここまで来ると予測していなかったのではないか」

3年前から地道なプロモーション活動

 きゃりーは3年前から着実に階段を登ってきた。

 2011年7月、「PONPONPON」が世界23カ国の「iTunes Store」で配信されると、いきなりフィンランドとベルギーのiTunesエレクトロニックチャートで1位を獲得。動画サイト「YouTube」にアップされたプロモーションビデオの再生数は一気に5000万件を超えた。うち、約6割が海外からのアクセスだったという。

今年4月の英ロンドン公演。2000人のファンを熱狂させた(写真=Aki Ishii)

 その後、2つのアルバムが世界111カ国でデジタル配信され、1stアルバムは米国・フランス・ベルギーで、2ndアルバムは香港・台湾・マレーシア・シンガポール各国のiTunesエレクトロチャートで1位を記録。昨年は、ライブで世界をまわる初のワールドツアーにも挑戦した。

 今年2~6月は、より規模を大きくした2回目となるワールドツアーを敢行。米5都市を含む世界11カ国・地域、15都市で3万5000人を動員した。米国公演を手がけたプロモーターは、マイケル・ジャクソンのライブを手がけた「AEG」や、マドンナが所属する「ライブ・ネイション」など、蒼々たる顔ぶれだ。

 「Kawaii」を体現するきゃりーのファッションを真似た多数の外国人ファンがライブ会場に駆けつけ、現地の有力雑誌やテレビ番組などメディアも「Kawaiiのアンバサダー」などと紹介した。

 石坂名誉会長は、こうした地道な活動が今回のCD世界同時発売につながったと評価。その上で、きゃりーが海外で受け入れられた背景や成功要因を分析した。

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著者プロフィール

井上理

井上 理

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

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