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「ドラえもん」初の全米進出、テレ朝部長の勢いと覚悟

2014年7月16日(水)

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 7月7日、全米7800万世帯が視聴可能な米ウォルト・ディズニー傘下の子供向け人気チャンネル「ディズニーXD」で、米国版「ドラえもん」の放映が始まった。アニメのドラえもんは1982年から海外35カ国・地域で放映されてきたが、米国での吹き替え版の放映は初めて。

 仕掛けたのはテレビ朝日。古き日本の映像業界でテレ朝の「勢い」は突出している。中でも台風の目となっているのは元政治部記者の敏腕部長。権利者を鼓舞して巻き込み、太平洋を右へ左へと動き回って世界戦略を力強く推進する。ドラえもん進出の背景と意義。そして部長の覚悟に迫った。

(文中敬称略)

 テレビ朝日でアニメの海外展開プロジェクトのトップを務める総合編成局 編成戦略部長の赤津一彦に初めて会った時、その勢いに圧倒された。海外へのみなぎる意欲と歯に衣着せぬ率直な物言い。ベンチャーのような柔軟な姿勢と周囲への配慮も併せ持つ。

テレビ朝日でアニメの海外戦略を進める赤津一彦編成戦略部長(右)と、藤子プロの篠田芳彦常務。中央は等身大のドラえもん(写真:陶山 勉)

 テレ朝ロビーに置かれた等身大のドラえもん。その前で、赤津の撮影をしたいと申し出た。日経ビジネス7月14日号の特集「コンテンツ強国へ この“熱狂”を売れ!」に登場いただくためだ。赤津の仕事は早かった。各種権利者や社内各部署などとの調整をこなし、ドラえもんの原作マンガの著作権を持つ藤子・F・不二雄プロ(藤子プロ)の篠田芳彦常務まで連れてきてくれた。

 「アニメ戦略担当部長」という肩書きも持つ赤津は、テレ朝のキーパーソンの1人と言える。

「世界に出ていく気がなかった」

 開局以来初めて、2013年の年間視聴率でゴールデン帯、プライム帯ともに1位の「2冠」を達成したテレ朝。2014年3月期決算では売上高と純利益が過去最高となり、勢いを見せつけた。今年に入って視聴率が急落しているものの、自信は失っていない。

 全社を牽引するのは、2009年に初の生え抜き社長となった早河洋。その早河がアニメ戦略で全幅の信頼を置くのが赤津である。

 赤津は政治部記者を経て2006年に営業部へ異動。リーマン・ショックの影響で系列局1局分に匹敵する放送収入が吹き飛び、テレ朝の社内が揺れていた2010年、赤津はアニメの海外拡販を狙う特命プロジェクトを立ち上げた。

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「「ドラえもん」初の全米進出、テレ朝部長の勢いと覚悟」の著者

井上理

井上理(いのうえ・おさむ)

日経ビジネス記者

1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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