• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

経営をクリエイティブにする「共感」「実験」「物語」

デザイン経営の権威、米IDEOのトム・ケリー氏に聞く

2014年7月28日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

経営には「デザイン思考」が必要だと提唱していますが、「デザイン思考」とは一体何でしょうか。

トム・ケリー(Tom Kelly)氏
兄デイヴィッド・ケリー氏と共に、米デザイン会社IDEO(アイディオ)を1991年に創業。米アップルの初代マウスなどをデザインしたことで有名。米P&Gや韓国サムスン電子などの多くのグローバル企業に対して、コンサルタントとして「デザイン」という切り口から経営をサポートしてきた。IDEOは「世界で最もイノベーティブな会社」とも言われる。近著に『クリエイティブ・マインドセット 想像力・好奇心・勇気が目覚める驚異の思考法』(日経BP社)がある。(写真:都築 雅人、以下同)

ケリー:歴史的に、デザイン思考というのは、デザイナーがモノを作るときに使ってきたマインドセット(思考様式)です。しかし、それと同じ思考プロセスを、私たちはもっと複雑な問題に適応できます。サービスの開発だったり、行動様式の転換だったり。その思考プロセスを、私たちは「デザイン思考」と呼んでいるのです。

 恐らく、皆さんはデザイン思考の構成要素について、もっと詳しく知りたいのではないでしょうか。多くの人は、自分たちはクリエイティブではないと思っているでしょう。クリエイティビティーは、天から授かるものだと。しかし、事実は異なります。クリエイティビティーとは、本当は誰もが育み、改善できる思考プロセスなのです。

 では、そのプロセスの要素は何でしょうか。それは、3つに分解できます。「共感」「実験」「物語」です。

デザイン思考の3要素「共感」「実験」「物語」

 その中で、最も重要なのが「共感」です。技術者は、その技術を使った製品を世界に広めたいと思うでしょう。そのためには、実際に利用者の気持ちに立って、その気持ちに共感しないといけません。もし、技術と恋に落ちて、それを利用する人の気持ちを忘れてしまったら、うまくいきません。例えば、(立ち乗り電動車の)「セグウェイ」を見てください。本当に素晴らしい技術ですが、多くの人は欲しいとは思わないでしょう。

 利用者の気持ちに共感するために、私たちはまず、オフィスから出て世界に飛び出すべきです。エアコンが効いたオフィスでコーヒーを飲んでいるのは快適ですが、それではアイデアは浮かびません。街に出て人々の話を聞くことは面倒くさいですし、時には厳しい質問を投げかけられるでしょう。しかし、それこそ私たちが耳を傾けるべき話なのです。

 消費者の家を訪ね、仕事場に同行し、人類学者のように観察しましょう。それが、デザイン思考の最初の一歩です。

コメント0

「キーパーソンに聞く」のバックナンバー

一覧

「経営をクリエイティブにする「共感」「実験」「物語」」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トランプ政権のここまでの動きはスロー。

ジョセフ・ナイ 米ハーバード大学特別功労教授