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あきらめなければ、夢をつかむことができる

ガリバーインターナショナル 羽鳥兼市会長に聞く(前編)

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2014年8月6日(水)

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「中古車業界の流通革命」を掲げ、インターネットを活用した販売システムなどで急成長を遂げた ガリバーインターナショナルは今年設立20周年を迎えた。創業経営者で同社会長の羽鳥兼市氏がガリバー創業から現在までを振り返る。

中古車流通のガリバーインターナショナルを設立して今年でちょうど20周年。インターネットを活用した新たな販売システムなどを武器に急成長を遂げてきました。

羽鳥:当社はもともと異業種出身の社員でスタートしました。ですから、まったくの素人があきらめずにこつこつと中古車を売り続けてきた結果だと思います。

 会社を設立したのが1994年。その2年後に通信衛星を使って中古車の画像を閲覧する「ドルフィネット」という販売システムを開発しました。今では加盟店を含めて年間約6万台を販売していますが、当初はなかなかそのメリットを理解してもらえませんでした。お客さんも新車だったらパソコン上の画像を見て購入するでしょうが、中古車ではそうはいきませんからね。

 直営店でうまく運用できるようになってから、フランチャイズ加盟店さんにも「ドルフィネット」導入を勧めたんですが、皆さん消極的でした。パソコンでクルマなんて売れないという常識にとらわれているからです。だから当時、私は加盟店さんに「今までは展示場で10台、20台しか見られなかったのが、一挙に何千台も画面で見ることができる。例えていえば、刀で戦っている時代に機関銃という武器を持ってきてあげたのに、それに挑戦しようという気持ちがないなんて、あなた方にはクルマを売る資格はない」などと怒鳴ったこともありました。

羽鳥兼市(はとり・けんいち)氏
ガリバーインターナショナル会長 1940年福島県生まれ。59年に福島県立須賀川高等学校を卒業後、76年に東京マイカー販売を設立。94年に同社の買い取り部門として福島県郡山市にガリバーインターナショナルを設立した後、4年で株式を店頭公開、9年で東証一部に上場するなど急成長させた。2008年に会長に就任(写真/陶山 勉)

目標掲げブレずにまい進した20年

当初はかなりご苦労されたようですね。この20年を振り返って何が一番大変でしたか?

羽鳥:無我夢中でした。大変だったことは数知れません。でも自分が目指したものに対しては揺るがなかった。例えば、業務提携などといった甘い誘惑もありました。ある程度会社の力が付いてからだったら成功するかもしれませんが、力がないうちはただ相手に吸収されるだけだったり、うまく行かなかったりしたでしょうね。

なぜ揺らぐことがなかったのでしょうか。

羽鳥:いや、実は資金面で苦しいときに、業務提携の仮調印までいったこともありました。どうしたらお金が儲かるかだけを考えたら、違う方向に行ったかもしれません。でも、創業時に「中古車業界に流通革命を起こそう」と決めていましたからね。ブレずにその原点に帰ることができた。

 もう1つはこんな考えからです。例えば、富士山を登るのにヘリコプターで頂上まで行ったら、何の意味もない。やっぱり自分の足で歩いて、そして石につまずいて転んだり膝をすりむいたりしながら登ることによって、いろいろな登山の知恵やノウハウ、精神力が蓄積されていく。会社でも同じ。苦しみながらも試行錯誤することで、経営力が付いてくるんじゃないですか。

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