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人を唸らせるアイデアの育て方

「離れて練る」グランプリ受賞デザイナーズの流儀

2014年8月8日(金)

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 第19回を迎えた「文房具アイデアコンテスト」(主催:サンスター文具)。毎年、テーマを発表して文具のアイデア作品を募集、6月に優秀作が発表される。コンテストというと、プロだけが参加できるもの、子供向けなど、一定の参加資格を設けるものも多いが、同コンテストは子供からプロデザイナーまで誰でも参加できる。「自由な発想で文具の可能性を広げてほしい」との狙いだが、昨年は入賞作品が商品化されて人気アイテムに育つなど、“即戦力”のアイデアも数多く集う。

 今年のテーマは「わ」。和、環、話、吾……など、その解釈は自由。応募4369作品の中から見事グランプリを獲得した作品は「Hanamaru Stamp」で、鷲尾和哉さんと荻下直樹さんの「共同アイデア」だ。受賞作品の話を通して、人を惹きつけるアイデアの育て方について、お二人に聞いた。
(聞き手は坂巻正伸)

このたびは「第19回文房具アイデアコンテスト」のグランプリ受賞、おめでとうございます。

鷲尾荻下:ありがとうございます。

「文房具アイデアコンテスト」表彰式にて。鷲尾和哉さん(=左写真左)と荻下直樹さん(左写真右)には、サンスター文具の小林大地社長から賞金100万円が贈られた

まず、受賞作品を紹介してください。

鷲尾:作品名は「Hanamaru Stamp」。その名の通り、学校の先生が採点の時に描いてくれる「花丸」が押せるスタンプです。印面をシリコン素材にすることで、押す力によって花丸の大きさが変化します。

「Hanamaru Stamp」は感情が感触で伝わるスタンプ

1つのスタンプで様々な大きさの花丸が押せる。効率的ですね。

鷲尾:はい。ただし、効率性を追求したわけではありません。ポイントはコミュニケーション性です。例えば、子供が描いた絵に、大きな花丸を描いてあげる。そんな時は「良く頑張ったね!」という気持ちを込めてギュッと力を入れて押す。その力の入れ具合が、子供にも伝わる。そこに、人の心がつながる「優しい和」が生まれる――。感情を表現できるスタンプなんです。

感情が感触で伝わるスタンプ

審査員のプロダクトデザイナー、安次富隆さんの評価ポイントもまさにそこですね。曰く「本来スタンプは、同じ形の文字やマークを量産するための道具。スタンプの文字やマークから人の感情は伝わらず、むしろ感情を隠すためにスタンプを使うとも言える。一般的に事務的な場でスタンプが使われる理由もそこにある。だから、HanamaruStampのアイデアは、従来のスタンプに対する固定概念を覆す画期的なアイデアである」。

荻下:私たちの思いや狙いをしっかり評価してもらえて、とてもうれしいです。

そもそも、このアイデアはどのように思いついたのですか?

鷲尾:実はこのアイデアのベースになるものは、2年ほど前に思いついていました。当時、シリコン素材を使ったプロダクトがいろいろ登場してきていて、荻下君と「シリコンの面白さを生かして何か面白いものはできないか」とあれこれ考えていたんです。

質問が前後しますが、そもそもお二人は何者ですか(笑)。

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「人を唸らせるアイデアの育て方」の著者

坂巻 正伸

坂巻 正伸(さかまき・まさのぶ)

日経ビジネス副編集長

1991年、日経BP社入社。サービス分野専門誌での記者活動の後、「日経PC21」「日経トレンディ」副編集長、媒体開発、「日経ビジネスアソシエ」編集長を経て現職。「日経ビジネスオンライン」の編集を担当。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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