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社長なんて賢くない。社員にもっと任せればいい

追悼:未来工業・山田昭男相談役

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2014年8月18日(月)

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「ホウレンソウ」禁止などユニークな経営方針で知られる電設資材メーカーの未来工業。創業者である山田昭男相談役が7月30日に亡くなった。追悼の意を込め、山田相談役の直近のインタビューを掲載する。製品に施す「よそにはない」工夫で、現場で工事をする職人のニーズをくみ取り成長を続けている同社。山田相談役は「日本に需要はある。どう取るかを考えるべき」と企業経営者に発破をかける。

未来工業は社員に対し、社会人の基本ルールと言える「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」を禁止しています。狙いは何ですか。

山田:我が社のスローガンは「常に考える」。社員の自主性に任しとるんですよ。だって下手したら社長より社員の方が賢いんだから。俺もそうだが、中小企業の社長は賢くないんだよ。考えてみてごらん。大抵、昨日までヒラ社員だったのが、パッと独立して社長になってる。大した訓練も勉強もしてないんだ。

山田昭男(やまだ・あきお)氏
1931年上海生まれ。旧制大垣中学卒業後、家業の山田電線製造所に入社。家業の傍ら、劇団「未来座」を主宰。65年劇団仲間とともに未来工業を設立、社長に就任。91年11月、名古屋証券取引所第2部に上場。2000年8月より現職。残業禁止、ホウレンソウ禁止、年間休日140日間などユニークな経営方針を打ち出してきたことで知られる
(写真/高木茂樹)

 日本の企業の7割は赤字で法人税も払っていないだろ。まともに経営できていないんだよ。全部自分でやろうとして、ホウレンソウなんて言うから儲からない。賢くないと己を知るべきなんだよな。常に考えて工夫するということだけ押さえておけば、あとは社員任せでいいんだ。

 俺がそうやって人任せにしたのは創業の頃からだよ。当時は社員が4人。俺は営業担当だったから、関東、東北、信州などを回って月に18日間ぐらい会社を留守にする。残る3人に社長の仕事を任せるしかないから、事務の女の子に会社のハンコ渡して給料や仕入れ原料の費用を払ってもらっていた。

失敗して当たり前、失敗によって成長できる

ホウレンソウなしで任せて失敗する社員はいませんか。

山田:いるよ。人間、失敗して当たり前だし、失敗によって成長できるからいいんだよ。ただし、同じ失敗をしたらアウト。

 以前、プラスチック原料を作る子会社で2回失敗した社員がいたよ。製造部長が一番早く手を挙げた電算課の若いヤツを社長に任命したら、翌日、自分で「給料100万円」と決めた。ホウレンソウ禁止だから勝手に決めていいからな。

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