• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

適度に失敗しなさい。タダで起きなければいいのです

AOKIホールディングス 青木擴憲会長に聞く(後編)

  • 日経トップリーダー

バックナンバー

2014年9月4日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

ロードサイドでの紳士服専門店を全国展開した青木擴憲氏はその後、ブライダル事業やカラオケ、複合カフェなど新規事業を次々と成功させる。もちろん、そこに至るまで数々の失敗を重ねてきた青木氏は「失敗を恐れず、失敗から学ぶことで人も会社も成長できた」と語る。そうした失敗の経験を生かして新規事業を成功させるためのユニークな方法も編み出している。

著書の『何があっても、だから良かった~人間を磨き、格を高める経営』(PHP研究所)にもありましたが、御社の「超発想4旗法」や「問題・課題・悩み解決8旗法」はとてもユニークです。少し詳しく教えていただけますか?

青木:超発想4旗法は『ポール・スローンの結果を出せるリーダーのイノベーション思考法』という本の中にあった「包みを回そう」という手法からヒントを得て、AOKI流に発展させたものです。それまでの新規事業戦略というのは思いつきがほとんどでした。直前に私自身がスパ事業で数億円の損失を出して失敗していましたから、その反省を基に編み出しました。

突拍子もないアイデアを実現可能にする「4旗法」

 この方法ではまず5~6人が集まり、連想ゲームのようにアイデアを出していきます。最初は突拍子もないアイデアでいい。それを我が社では「1番旗」と呼びます。皆がその1番旗を発表したら、それを受けてさらに突拍子もないアイデアを「2番旗」「3番旗」と挙げて出し合い、「4番旗」で実現可能なアイデアにまとめていく。

 実際にやってみると、これがなかなか面白いし成功確率も高い。これはいいな、と思いました。何よりも、この方法ならば経営チーム全員が突拍子もないアイデアを堂々と言えるようになります。

 これをさらに発展させてつくった8旗法も、同じくポール・スローンの本の中にあった問題解決法「6色ハット思考法」を参考にしています。この6色ハット思考法も読んですぐに試したのですが、最初はどうもしっくりきませんでした。そこで、もともとあった6つに「最悪の場合の覚悟」と「実践のマスターチャート」という2つを加えてオリジナルの8旗法にしたんです。

こちらは具体的にどう進めていくのでしょうか?

青木:1番旗でまず、徹底的にデータを調べます。次に、その事業を好きか嫌いか、感情ベースで話をします。3番旗でデメリットを検討。この時は自分が出した案でもデメリットを考えます。4番旗でメリットを、5番旗でその案を実行した際に起こり得る最悪の事態を想定し、そうなった時にどうするか、を明確にします。

 6番旗でそれを実行するかどうかを決断し、7番旗でそれをさらに良くするためにはどうするか、を考える。そして、最後の8番旗でマスターチャートを作成し、解決案を実行し終えるまでをチャート化して経営陣が皆で共有します。

青木擴憲(あおき・ひろのり)氏 1938年、長野市生まれ。58年「洋服の青木」を同地で創業、76年に現・AOKIホールディングスを設立。91年、東証1部上場。2010年に代表取締役会長に就任。ファッション事業「AOKI」「ORIHICA」のほか、結婚式場「アニヴェルセル」、カラオケ「コート・ダジュール」、複合カフェ「快活CLUB」など合わせて約1000店舗を全国に展開するグループに育て上げた。 (写真・菊池一郎)

コメント0

「トップリーダーかく語りき」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック