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第3回 「病気を生む顔」になる食べ物とは

File5 食べ物と日本人の進化 馬場悠男

2014年9月10日(水)

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 食べ物による顔の変化が病気を生む。なんとも恐ろしい話だが、馬場さんによると明治以降も顔や身長を含めた体つきは、江戸時代とほとんど同じで、がらりと変わるのは昭和、それも第二次世界大戦後だという。

戦後に急伸

国立科学博物館名誉研究員の馬場悠男さん。『骨が語る日本史』(学生社、共著)などの著書、『人類の進化: 拡散と絶滅の歴史を探る (サイエンス・パレット)』(丸善出版)などの訳書がある。(以下撮影:森山将人)

「戦後になってまず、急速に身長が伸びました」

 1950年に成人男性160.3cm、成人女性148.9cmだった平均身長は、2010年には男性171.5cm、女性158.3cmとなっている。それまではゆるやかに変化していた身長が、たった60年で約10cmも伸びてしまったのだ。その理由として挙げられるのは、充分なカロリーと動物性タンパク質の摂取によるものである。

「明治に入って仏教思想の観点から表向きは禁止されていた肉食が解禁となり、西洋食が普及します。とはいえ、魚を食べていたのが少し肉に変わった程度。それも上流階級の話で、庶民の食事はそれほど変わっていません。昭和20年生まれの私にとっても、動物性タンパク質はご馳走でしたよ。魚肉ソーセージだってうれしかったものです。それが日常食となったのはごく最近のことです」

 戦後の経済発展にともなって食料が豊かになり、また政府も国民も栄養に対する知識を深めるようになって食生活が急速に変化していったのだ。

 まず昭和20年代、戦争の影響もあって日本では深刻なカロリー不足が問題とされた。成人の1日の摂取カロリーの目安は2000kcal前後と言われているが昭和21年は1448kcalであり、国は食料難から脱することに努めた。

本誌2014年9月号では2050年、90億人時代に向けた特集「食べ物と人類の進化」を掲載しています。Webでの紹介記事はこちら。フォトギャラリーはこちらです。ぜひあわせてご覧ください。

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「第3回 「病気を生む顔」になる食べ物とは」の著者

中川 明紀

中川 明紀(なかがわ・あき)

ライター

講談社で書籍、隔月誌、週刊誌の編集に携わったのち、2013年よりライターとして活動をスタート。インタビュー記事を中心に、雑誌や電子出版物で活躍している。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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