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ASEAN市場へのクルマ開発は日本に頼らない

アジア・パシフィック日産自動車の守屋剛氏に聞く

2014年9月8日(月)

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 2016年にグローバルの市場占有率を8%に高めるという、高い目標を掲げる日産自動車。急速な成長が期待できるASEAN市場においても、当然競争力を高めていかなくてはならない。そのためには、当然現地のニーズに即したクルマをタイムリーに供給していかなくてはならない。

 では、同市場に対して、どのような開発体制で臨むのか。日産においてASEAN地域を統括する子会社アジア・パシフィック日産自動車(NMAP)のR&D部門である日産テクニカルセンターサウスイーストアジア(NTCSEA)で開発陣を先導する守屋 剛氏に聞いた。

(聞き手は木村 知史)

日産自動車におけるNTCSEAの位置付けについて教えてください。

守屋 剛(もりや・つよし)
アジア・パシフィック日産自動車 Senior Vice President

守屋:元々、日産自動車にはカルロス・ゴーン社長が来る前から、グローバルな方針として市場に近いところでクルマを開発していこう、という考えがありました。そのグローバルな方針に沿って、ASEANを統括するタイに拠点を置くNMAPがあり、その開発機能としてNTCSEAがあります。現在、NTCSEAはタイとインドネシアにオフィスがあり、人員はタイに約250人、インドネシアに約50人います。

 我々のような各地域に拠点をおいた開発機能は、日産ではグローバルに13拠点あります。それら海外の開発拠点の役割は大きく2つです。1つはクルマの開発。そしてもう1つは現地の顧客要件を、開発陣にフィードバックすることです。クルマの開発で言うと、正確にはASEAN地域で生産しているクルマの開発を担当しています。と言っても、すべての開発業務を我々だけではできないので、日本の開発部隊と連携して業務を行います。

クルマの開発というのは、どのタイミングから担当するのでしょうか。クルマを最初から開発するのでしょうか。それとも一部の開発を担うのでしょうか。

守屋:開発のタイムラインで言うと、試作車までを日本で担当し、そこからNTCSEAが担当する、というケースが一番早い時期から我々が関与する場合です。車のコンセプトを決めて、スタイリングデザインを決めて、最初の図面を書き、試作車を作るまでが日本。そこからが我々です。

 と言っても、プロジェクト、車種によって、ばらばらな状況です。量産車として生産をしはじめてから、我々が開発を担当する場合もあります。

量産が開始されてから担当するとは、どういうことでしょうか。

守屋:我々はまだ300人ぐらいの人員しかいません。日本と連携して開発を進めるのですが、とは言え大きなプロジェクトを三つも四つも、同時に担当することはできません。プロジェクトの状況やタイミングによって、我々が新車の発表前から開発に関与することもあれば、新車の開発は日本が担当して、量産が始まってから開発を担当することもあります。後者は、いわゆるマイナーチェンジを我々が担当するということです。

やはり、地域によって同じ車種でも大きく変わっているのですよね。

守屋:もちろんASEANと北米とでは、同じ車種でも違う味付けになっています。中級セダンの「ティアナ」を例にとれば、一見、スタイリングは同じに見えるかもしれませんが、よく比べるとアメリカ人の好みとアジア人の好みそれぞれに応じて、テールランプの形状などをはじめいろいろと変えています。もちろん、見えない部分にも手を入れていて、エンジン特性から乗り心地など地域によって作り分けています。

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「ASEAN市場へのクルマ開発は日本に頼らない」の著者

木村 知史

木村 知史(きむら・ともふみ)

日経ビジネスDigital編集長

日経メカニカル、日経ものづくり編集などを経て、2014年4月から日経ビジネスDigital編集長。アプリ開発やサイト運営をメインの業務とする一方で、製造業関連や中国関連の記事をサイトに執筆。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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