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日本に「女性版ダボス会議」を作る

外務省・女性参画推進室の松川るい室長に聞く

2014年9月9日(火)

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 安倍改造内閣では過去最多に並ぶ5人の女性閣僚が起用された。成長戦略で柱の1つに掲げる「女性の活躍」に向けた動きは、管理職への登用が求められる企業のみならず、あらゆる分野で進む。

 今後の課題は、この方針をどのように具体的成果につなげ、「女性活躍後進国」のイメージを払拭していくか。この4月、外務省に新設された女性参画推進室の松川るい・初代室長に、新しい組織の役割、霞ヶ関でもっと女性が活躍するために必要な条件などを聞いた。

(聞き手は熊野信一郎)

4月に外務省内に新設された「女性参画推進室」の役割は何でしょうか。

松川 るい(まつかわ・るい)
1971年2月生まれ。今年4月に外務省に新設された女性参画推進室の初代室長。東大法学部在学中に外務公務員I種合格、平成5年外務省入省。平成9年ジョージタウン大学にて国際関係大学院修士号を取得。国際宇宙ステーション関連業務のほか、みなみまぐろ事件に関する国際裁判や国家責任法、管轄権を担当。アジア太洋州局地域政策課でASEAN協力や日中韓協力、日タイ、日フィリピン他とのEPA 交渉に携わり、ジュネーブの軍縮代表部にて核軍縮に取り組む。前職は、日中韓政府が2011年に設立した日中韓協力事務局の初代次長。育児休暇を2度取得し、今は1歳と6歳の女児の母として育児にも没頭(写真:陶山 勉)

松川:昨年、安倍総理が国連総会で女性問題についてスピーチしたことは、世界中で大きな反響がありました。日本はこれまでも人権問題や途上国支援に取り組んでおり、女性分野もその中に含まれていました。ただ、「女性が輝く社会」を国内外で作ると総理が明確に示したことで、外交でも女性分野の業務が増大しています。

 例えば国連には「UNウィメン」という枠組みがありますし、国際協力においても自然災害や気候変動といった多様なテーマがある中で、女性分野が増えている。二国間関係でも、安全保障や経済と並んで「女性分野における協力」がアジェンダとなることがトレンドになっています。

それらを一元化すると。

松川:ODA(政府開発援助)も日米関係も、担当は女性分野だけを見ているわけではありません。ただ、日本がこの分野で継続的にメッセージを発していくためにも、外務省内でばらばらに動いていたものを、横断的に見ていく必要があります。どこかの誰かが頑張るというのではなく、組織的にやっていくということですね。

 新しい組織を作ったこと自体が、日本が本気であるというメッセージになります。先日、UNウィメンの理事会で発表したのですが、アメリカの国務省の人などにとても歓迎されました。国務省には女性担当大使室というの組織がありますが、外交部の中で女性を専門に扱う組織がある国は多くない。日本は口だけでなく実行するんだなと受け止められています。

どういう経緯で初代の室長に任命されたのでしょう。

松川:最初は私も驚きました。去年10月から2人目の子供の育児休業中で、こうした組織ができることを知らなかったんですね。保育園の都合で4月に復帰したいと相談をしたら、「実はこういう室をつくるのでそこの室長になってもらいたい」と言われて。

 「女性参画推進室」と聞いたときには、省内のセクハラ対策とか、そういうのかと思ったら、外交における女性問題を推進する室なんですと。

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「日本に「女性版ダボス会議」を作る」の著者

熊野 信一郎

熊野 信一郎(くまの・しんいちろう)

日経ビジネス記者

1998年日経BP社入社。日経ビジネス編集部に配属され製造業や流通業などを担当。2007年より日経ビジネス香港支局に異動、アジアや中国に関連する企画を手がける。2011年11月に東京の編集部に戻る。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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