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タカラヅカの生徒たちを動かす3つのこと

宝塚歌劇団演出家 小柳奈穂子さん 第4回

2014年10月27日(月)

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―― タカラヅカ100周年の今年は、新春の東京宝塚劇場公演「Shall we ダンス?」(雪組)の演出を担当されました。年が明けた101周年の、宝塚大劇場での幕開け公演「ルパン三世」(同)も、小柳さんが手掛けられます。

ルパン三世 -王妃の首飾りを狙え!-」。雪組の新主役コンビ、トップスターの早霧せいなと、トップ娘役の咲妃みゆの、宝塚大劇場お披露目公演でもある。(C)宝塚歌劇団

小柳:「ルパン三世」はアニメはもちろん、各方面で人気の高い作品です。今年の8月には小栗旬さんの主演で実写版が公開されましたし、それ以前には目黒祐樹さんが主演した実写版もあるんですよ。

―― 1974年公開の「ルパン三世 念力珍作戦」ですね。ちなみに目黒祐樹さんは、松方弘樹さんの弟さん、と即座に分かるところに世代が出ますね(笑)。小柳さんの「ルパン三世」の見どころは、どこになりますか。

小柳:タカラヅカの舞台として楽しいものにしたいと、ひたすらそこを目指します。新春公演なので、お正月映画のように娯楽に徹してやっていこうと思っています。

―― 小柳さんの演出作品は、随所にマニアックな仕掛けをまぶしつつ、タカラヅカの王道であるロマンチックな恋がきちんと描かれ、かつ、さまざまな持ち味を持つ生徒たちに、バランスよく見せ場が用意されている、ということで評判です。楽しみですね。

密かにリスペクト、アキバレンジャー

小柳 奈穂子(こやなぎ・なおこ)/宝塚歌劇団演出家
1976年、長野県に生まれ。4歳から10歳まで大阪、以降は東京で育つ。慶應義塾大学文学部3年の1998年に、宝塚歌劇団嘱託の演出助手に採用され、99年に同劇団に入団し制作部に配属。2002年、宝塚バウホール公演「SLAPSTICK」で演出家デビュー、11年、「めぐり会いは再び」で大劇場デビュー。15年は新年の幕開け公演「ルパン三世」の脚本・演出を担当する。(写真:樋口 とし、以下同)

小柳:マニアックでオタク的というのは、その通りで、実は私がひそかに狙っているのが、「非公認戦隊アキバレンジャー」という特撮番組なんです。これは、東映が自分のところで作った番組の「スーパー戦隊シリーズ」をパロディーにしたもので、戦隊オタクのお兄ちゃん、コスプレイヤー、女子高生らが主役となって、過去のいろいろな戦隊物の知識をタテに、秋葉原で変身して敵と戦う。

―― 小柳さんがすごく好きそうですが、それがどうタカラヅカにつながっていくんですか?

小柳:いや、何がすばらしいって、自分のところの特撮シリーズをネタにして、セルフパロディーをここまでやってのける東映さんがすばらしいんです。その懐の深さと、パロディー作品を本気で作っている面白さ。私の「ルパン三世」も、タカラヅカのパロディーとして楽しんでいただけるまでに持っていけたらいいな、と思っています。

―― タカラヅカには、そういう懐の深さがあると思います。ところで前作の「Shall we ダンス?」も、「ルパン三世」も、どちらも原作ものですよね。

小柳:はい。タカラヅカの舞台には、オリジナルと原作ものの2種類があります。演出家サイドから、「あの原作を舞台化したい」とアイデアを出すこともありますが、この2作はどちらも歌劇団から原作者に舞台化をオファーしたもので、私から提案したものではありませんでした。

―― 「Shall we ダンス?」は、普通のサラリーマンが主人公で、きらびらやかなタカラヅカでは異色の舞台化ですが、話がきた時にピンとひらめくものはあったんですか。

小柳:いや、正直に言うと、なかったんです。これ、どうやるんだろうと思って。

―― そういう時に、「いえ、私は遠慮します」という選択肢は演出家にはあるんですか。

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「タカラヅカの生徒たちを動かす3つのこと」の著者

清野 由美

清野 由美(きよの・ゆみ)

ジャーナリスト

1960年生まれ。82年東京女子大学卒業後、草思社編集部勤務、英国留学を経て、トレンド情報誌創刊に参加。「世界を股にかけた地を這う取材」の経験を積み、91年にフリーランスに転じる。2017年、慶應義塾大学SDM研究科修士課程修了。英ケンブリッジ大学客員研究員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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