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カメレオンのごとく色を変え、姿を変えながら生き残れ

加賀電子 塚本勲会長に聞く(後編)

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2014年9月26日(金)

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東京・秋葉原で産声をあげた加賀電子が東証1部上場企業に成長できたのは、時代の変化に合わせ数々の新規事業や新商材を開拓してきたからだという(前編はこちら)。その原動力となったのが塚本勲会長の経営哲学。「会社は無限、人間は有限ですから。カメレオンのごとく色を変え、姿を変えながらでないと生き残ってはいけない」と持論を語る。

最近、ベンチャーを興したいという若い方も増えていますが、会長からアドバイスするとしたらどんなことでしょうか。

塚本:まずは事業を始めることです。学生時代から始めるのも大いにけっこう。レストランチェーンを作りたいのにお金がなかったら、屋台のラーメン屋から始めたらいいんです。そうすれば、いろんなことが実地で学べます。

走りながら考え、同時にお金の恐さを知れ

塚本勲(つかもと・いさお)氏 
1943年、石川県生まれ。60年、金沢市立工業高等学校を1年で中退した後、上京し、音量調節機器メーカーのヴァイオレット電機入社。67年、サンコー電機入社。68年、加賀電子(個人経営)創業。同年9月、株式会社化し、代表取締役社長に就任。85年、店頭公開。86年、東証2部に上場。97 年、東証1部に上場。2007年、代表取締役会長となり現在に至る。(写真:鈴木愛子)

 起業家は走りながら考えるものです。それと、お金の恐さも同時に知らなければならない。

 出資を募ろうと思えば今、手段はいくらでもあります。IT(情報技術)の世界は特にそう。技術力さえあったら、ある日突然、投資家が集まって10億円だ、20億円だと出してくれることもあるでしょう。でも、そうやって簡単にお金が集められる時代だからこその失敗もある。

 40年も会社経営をしてきましたから、お金で失敗した人もたくさん見てきました。決して湯水のごとく使ってはいけない。そう自分にも言い聞かせてきました。

 もちろん、私が贅沢しようと思っても、うちの連中がそんなの許してくれません。「社長、それは駄目ですよ」と言う。そうすると、「そうだよな、やっぱりやめとこう」となる。私は耳がでかいですから、人の話はよく聞くんです。

経営コンサルタントで作家の皆木和義さんが創業期からのことを取材して書いた『おこぜ流経営学』(日経BPコンサルティング)には、従業員数30人の頃から一流大学の会社説明会に出向き、1000万円近くのリクルート費用をかけていたという話が出てきます。やはり、人材の採用にはかなり力を入れておられたのでしょうか。

塚本:人材しか財産がないですから、我々の営業スタイルを継承してくれる人を育てなければならない。そうすると、まっさらな新卒を採用してOJTで鍛える方がいいだろうと考えました。もちろん、大学の説明会にも行って自分で説明しましたし、社長時代は全員、面接もしました。今も総合職の最終面接には出ていきます。

 採用基準は完全に人物本位です。出身学校も気にしたことはありません。ただ、どちらかというと体育会系が多いですね。野球・ゴルフ・アメリカンフットボールと、スポーツをやっていた人を多く採用してきました。

 というのも、スポーツ経験者というのは割とまとまりやすいですから。アフターファイブも大いにやりますし、スポーツを通じてお客さんとコミュニケーションも取れる。

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