• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

人手不足は「バスガール」が救う

究極の「男の職場」が変われば女性はもっと輝ける

2014年10月2日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 各産業で人手不足が深刻化している。路線バス業界も例外ではない。バス運転手になろうという若い男性が減っている上に、3K職場とのイメージが人手不足に拍車をかけている。

 そのような状況を打破しようと、若い女性を運転手として採用しようという動きがある。バス運転手の女性採用を促進しようと活動しているのが、求人情報大手リクルートジョブズで市場調査などを手がけるジョブズリサーチセンター長の宇佐川邦子氏だ。なぜ、バス運転手への女性採用を呼びかけているのか。宇佐川氏に話を聞いた。

リクルートジョブズ ジョブズリサーチセンター長の宇佐川邦子氏。人手不足など労働市場の動向に詳しい。(写真:都築雅人)

路線バスの人手不足が深刻だと聞きます。少子化で運転手になろうという若者が減っている上に、運転手の高齢化が進んでいる。この状況を打破するには、もはや女性活用しか道はないと提唱されていますね。

宇佐川:はい。路線バス業界の人手不足はかなり深刻で、シニアの運転手を嘱託で採用するなどしてかろうじて路線を維持している状況です。60歳以上の運転手の割合は16.4%(2012年時点、出所:日本バス協会)にもなり、バス会社によっては75歳という運転手もいます。従業員の平均年齢で見ても、バス業界は48.3歳で、全業種の42.8歳を大きく上回っています(2013年、出所:賃金構造統計基本調査)。

 運転手が高齢だからといって、必ずしも事故のリスクが高まるというわけではないようです。ひとたび事故が起きると、その会社の存続に関わりますから、各社は健康管理を徹底しているからです。バス会社によれば、事故のリスクはむしろ個人の問題に起因するところが大きいようです。

シニア運転手の大量退職で地域の足が消滅する

 問題なのは、シニアの運転手にはいつ辞めてもおかしくないという、退職リスクがあることです。ヒアリングしたバス会社の1社には、65歳以上の運転手を150人も雇用しているところもありました。そのような会社は、若い運転手を採用しなければ、近い将来、路線が維持できなくなるという切実な状況に陥っています。

 バスは、市民の生活の足です。特に地方ではその傾向が強い。買い物や病院、学校に行くときに、バスは欠かせない交通手段になっています。最近では、少子化で学校が統合されたことで、バスに乗らないと通学できない地域が増えており、スクールバスに対するニーズが高まっています。しかし、人手不足によって、これらのバスが運行できなくなりかねない。生活の足がなくなると、地域が孤立してしまいます。

コメント3

「キーパーソンに聞く」のバックナンバー

一覧

「人手不足は「バスガール」が救う」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

私の仕事は経営することではなく、リーダーであることです。

ジェンスン・フアン エヌビディア創設者兼CEO