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タイの分かりやすい工場で一番を目指す

JATCO(Thailand)社長の平山智明氏に聞く

2014年10月20日(月)

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 日系自動車メーカーの生産拠点が集積するタイ。自動車部品メーカーや素材メーカーも多く進出しており、自動車に関するサプライチェーンは非常に強固なものができあがっている。

 そのタイに、自動車大手部品メーカーとしては最後発ともいうべく、2013年になって工場を稼働させたのがジヤトコだ。2013年6月から生産を開始し、現在では同社の主力製品であるCVT(無段変速機)を年間30万台の規模で生産している。JATCO(Thailand)社長の平山智明氏に、生産が軌道に乗るまでの経緯について聞いた。

(聞き手は木村 知史)

平山 智明(ひらやま・ともあき)氏
JATCO(Thailand)社長

ジヤトコは昨年、タイの工場で生産を開始しました。なぜタイでの現地生産に乗り出したのでしょうか?

平山:我々のお客様である自動車メーカーの多くがタイで生産を行っているのが最大の理由です。加えて我々のような自動車部品メーカーや素材メーカーも多くがタイで現地生産をしています。すでにタイにおいて10年選手や20年選手となっている部品メーカーさえあります。インフラは完全に整っていると言えます。

 我々のような部品メーカーが現地生産を行うのは、為替ヘッジの目的が大きいですよね。例えば、タイで現地生産している自動車メーカーには、これまでは日本で生産していたものを届けていました。これだと、為替の変動が収益に大きな影響を与えます。我々も現地で生産すれば、現地通貨での取引になりますから、為替の変動による影響も受けにくくなります。

進出を決断するのは、遅かったぐらいでしょうか?

平山:とは言っても、簡単にタイでの生産を決められたわけではありません。CVTを生産するためには、鋳造、機械加工、熱処理、組み立てといった工程を経るために、多くの設備が必要となり、投資額が大きくなります。ある程度の供給が見込めなければ、現地化は計画できません。

 我々の場合、最大のユーザーは日産自動車になります。日産はタイで、我々の工場で生産するCVTを搭載する車種としては「マーチ」を生産しています。ただし、日産への供給だけではタイへの進出を決められませんでした。供給量として少なかったのです。そこでタイでの生産を計画していたスズキの「スイフト」や三菱自動車の「ミラージュ」などにも、CVTを供給することを決めて、供給量を確保することで、タイへの進出を決めました。

 タイへの進出を決めたのは2011年です。ここは、チョンブリ県のAmata Nakorn工業団地に立地しているのですが、実は土地を購入していよいよ工場を建設しようと準備をしているときに、アユタヤの大洪水が起きました。幸いにも、ここには被害がなかったので、予定通りに工場建設を進めました。

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「タイの分かりやすい工場で一番を目指す」の著者

木村 知史

木村 知史(きむら・ともふみ)

日経ビジネスDigital編集長

日経メカニカル、日経ものづくり編集などを経て、2014年4月から日経ビジネスDigital編集長。アプリ開発やサイト運営をメインの業務とする一方で、製造業関連や中国関連の記事をサイトに執筆。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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