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「代替わりとは新たな創業です」

File6 貝印 遠藤宏治社長

2014年11月6日(木)

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 世界の中でも日本は、長生きする企業、いわゆる老舗が多い国だ。サスティナブルという言葉が登場する随分と前から、「継続を前提とした経営」を行ってきた企業が、数多く存在してきた。時代の先を読み、半歩なり一歩先の手を打ってきたからこそ、存続してきたのである。そこにどんな知恵があるのか、何を大事にし、これからどこに進もうとしているのか。本稿では、老舗と呼ばれる企業の経営トップの話を聞いていく。

 第6回は、100年を越える歴史を持つ貝印。岐阜県関市でポケットナイフの製造からスタートし、多様な商材を扱う企業へと成長・進化してきた。その功が認められ、パリを拠点として、設立200年以上の企業が集う「エノキアン協会」から「レオナルド・ダ・ヴィンチ賞」を授けられた。本賞は“代々続いてきた歴史的財産を未来に継承する優秀企業”に授与されるもの。“日本の老舗”として、グローバルな視点で評価された結果と言える。代表取締役社長である遠藤宏治さんにお話をうかがった。

「あなたは会社の皇太子」と言われて育った

貝印の100年を超える歴史を受け継ぐ三代目、遠藤宏治社長。(写真:尾関裕士、以下同)

川島:貝印さんが、100年を越える歴史ある企業ということを、今回の受賞で知りました。長い歴史をお持ちなのですね。

遠藤:私の祖父が、1908年、岐阜県関市でポケットナイフの製造を始めたのが、家業の始まりです。それから106年経ちますが、私が3代目ですから、それぞれ社長の任期が結構長いのです。

川島:最初からずばりうかがいます。そういう家に生まれると、小さい頃から継ぐことを意識なさっていたのですか?

遠藤:家の近くに正眼寺という禅宗のお寺があって、祖父の代からお付き合いをしていました。まだ幼い頃、その正眼寺の老師さんから「あなたは会社のいわゆる皇太子なのだから、そういう自覚を持ってやりなさい」と言われたのを覚えています。必然的に跡を継ぐのだろうと。いわば家業の宿命であるから継ぐ、そういうことですね。

世界の老舗企業が集うエノキアン協会が「代々続いてきた歴史的財産を未来に継承する優秀企業」に贈る「レオナルド・ダ・ヴィンチ賞」を受賞した

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「「代替わりとは新たな創業です」」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所所長

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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中谷 巌 「不識塾」塾長、一橋大学名誉教授