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未来を見るソニーの頭脳

基礎研究は誰のためにあるべきか

2014年11月6日(木)

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 コンピューターサイエンスを対象とするソニーの基礎研究所として1988年に設立され、現在は様々なテーマの研究者約30人が在籍するソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)。9月にニューヨークでイベントを開くなど、海外でのネットワーク拡大に力を入れ始めている。ソニー本体が業績不振に苦しむ中、何を目指すのか。創設者である所眞理雄・ファウンダーと、現在、研究所を率いる北野宏明・社長兼所長の2人に聞いた。

まずソニーCSLが生み出したこれまでの成果について教えてください。

所眞理雄ファウンダー(以下、所):まずやはりコンピューターのOS(オペレーティングシステム)の分野ですね。具体的には、ソニーのゲーム機であるプレイステーション3にCSLが開発した技術が移管されました。あと、よく知られている例では、モバイル端末向けの日本語予測変換技術もそうです。携帯電話でたくさん使われていますね。それから、現在研究所長の北野が開拓したシステムバイオロジーの分野があります。全く新しいサイエンスの領域を開いたと言って良いでしょう。ほかにも個々に挙げていけばたくさんあります。

所眞理雄(ところ・まりお)氏
ソニーコンピュータサイエンス研究所ファウンダー。慶應義塾大学理工学部教授などを経て、1988年にソニーコンピュータサイエンス研究所を創設。ソニーのチーフ・テクノロジー・オフィサー(CTO)なども歴任した。(写真:常盤武彦)

「越境し、行動する研究所」というキャッチフレーズを掲げていますね。

:これから解決すべき課題はそう単純ではないから、今までのように特定の分野を深掘りするだけではなくて、その周辺との関係を常に考えながら研究していく。そういう議論をしながらやってきています。

根本的な問題に取り組まないと基礎研に価値はない

どういう問題に挑戦しているのでしょうか。

北野宏明所長(以下、北野):設立してからしばらくはコンピューターサイエンスそのものがフロンティアでしたが、今はそれを使って世の中の問題に挑戦することが必要になっていると考えています。エネルギーとか食糧とか、世の中にある大きな問題です。そういう根源的なものに挑まないと、我々が存在する価値はないと思う。エネルギーにしても農業もそう。根源的な問題にアプローチするのは、これからも変わりません。

北野宏明(きたの・ひろあき)氏
ソニーコンピュータサイエンス研究所長。NECのソフトウエア生産技術研究所を経て、ソニーコンピュータサイエンス研究所に入社。2008年から現職。ソニーが開発した犬型ロボット「AIBO(アイボ)」の母体となったプロジェクトにもアドバイザーとして参画していた。(写真:常盤武彦)

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「未来を見るソニーの頭脳」の著者

細田 孝宏

細田 孝宏(ほそだ・たかひろ)

日経ビジネス 副編集長

1995年早稲田大学卒業。日経BPに入社し、日経ビジネス編集に配属される。日経アーキテクチュア編集、日経ビジネス・ニューヨーク支局長などを経て現職

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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