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「健康体操」で65万人の「オバチャン」を虜に

カーブスジャパン増本岳CEOに聞く

2014年11月10日(月)

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今年10月、女性専用フィットネスクラブ「カーブス」の店舗数が、出店開始から9年目で1500店舗を超えた。65万人を抱える会員の平均年齢は約60歳。最高齢は99歳に達する。出店コストを従来のフィットネスクラブの約10分の1に抑え、住宅街を中心に攻勢。団塊世代の主婦層を中心に高い支持を獲得した。新たな市場の開拓に成功したカーブスジャパンの増本岳会長兼CEO(最高経営責任者)に話を聞いた。(聞き手は大竹 剛)

増本 岳(ますもと・たけし)
カーブスジャパン会長兼CEO(最高経営責任者)

1964年生まれ。ベンチャー・リンクでフランチャイズ事業の開発などに従事。その一環で2005年にカーブスジャパンを設立、代表に就任。2008年、ベンチャー・リンクはカーブスジャパンを、カラオケ事業などを手掛けるコシダカ(現コシダカホールディングス)に売却した。増本氏は引き続きカーブスのトップとして経営の舵を取り、現在に至る。(写真:都築雅人)

10月に店舗数が1500店を超えました。設立から9年。女性専用フィットネスクラブとして非常に速いペースで成長しています。その秘訣はどこにあるのでしょうか。

増本:フィットネスクラブは、これまで女性、特にシニア層の女性にとって身近な存在ではありませんでした。そこを、カーブスが身近なものに変えました。コンセプトは「フィットネスクラブ」ではなく、「30分、健康体操教室」です。

 まず、簡単にカーブスの仕組みを紹介しましょう。教室の中には、円を描くように12種類のフィットネスマシンを並べてあります。そのマシンを使った筋力トレーニングを30秒、足踏みなど簡単な有酸素運動を30秒、合計1分のセットを12種類、順番に続けます。1周で約12分。これを2周やります。ストレッチの時間を含めて、合計30分が1回のトレーニング時間になります。

1回30分、12種類の運動を2セット

 予約はいりません。ふらりと教室に来て、空いているマシンからスタートできます。混んでいれば待つこともありますが、2周終わった人から順番にトレーニングの輪から抜けていきますので、それほど長い間待つこともありません。

 会員もインストラクターも、すべて女性。教室には鏡はないので、自分の容姿も気にならない。シャワーはないので、会員の多くがそのまま運動ができる格好で教室に来ています。買い物ついでにちょっと運動していこうという気楽さが、40歳以上の主婦の方々を中心にウケているのです。

 会員の年齢層では、60歳代が一番多く全体の37%を占め、そのあとに50代、70代と続きます。

カーブスは、そもそも米国発祥だと聞きました。創業者は、肥満に苦しんだ母親のような女性を減らしたいという想いから、この事業をスタートしたようですね。

増本:はい。カーブスは米国で1992年に誕生し、今では世界85~86カ国で展開しています。日本では2005年から、米本社からマスターライセンス契約を受けて事業を展開しています。

 米国では、健康問題と言えば、それは「肥満」です。カーブスの対象顧客は、30代から40代半ばと日本より少し若い。米国のカーブスは、「減量センター」としての機能を果たしています。

「団塊の世代」向け健康ビジネスが原点

 以前、私はベンチャー・リンクという会社でフランチャイズ事業の開発を手掛けていました。その一環で、50代後半以上のいわゆる「団塊の世代」向けのビジネスを何かできないかと検討を重ねていました。最初から、フィットネスをやりたかったわけではありません。ただ、その世代向けには「健康」がビジネスの切り口になると考えていました。

 そんな中、米国のカーブスに出合ったのです。現在、米カーブスは投資ファンドが所有していますが、当時はまだ創業者が経営をしていて、女性を健康にしよう、肥満問題を解決しようと情熱を注いでいました。米国流のフランチャイズビジネスはマニュアル重視の印象が強いですが、カーブスは違いました。創業者や社員が会員の健康改善に情熱を傾けていた。

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「「健康体操」で65万人の「オバチャン」を虜に」の著者

大竹 剛

大竹 剛(おおたけ・つよし)

日経ビジネス記者

2008年9月から2014年3月までロンドン支局特派員。2014年4月から東京に戻り、流通・サービス業を中心に取材中

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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