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「本物のマルセイユ石鹸、一途に」

File7 マリウスファーブル Julie Bousquet-Fabre社長

2014年12月12日(金)

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 世界の中でも日本は、長生きする企業、いわゆる老舗が多い国だ。サスティナブルという言葉が登場する随分と前から、「継続を前提とした経営」を行ってきた企業が、数多く存在してきた。時代の先を読み、半歩なり一歩先の手を打ってきたからこそ、存続してきたのである。そこにどんな知恵があるのか、何を大事にし、これからどこに進もうとしているのか。本稿では、老舗と呼ばれる企業の経営トップの話を聞いていく。

フランスの老舗、マリウスファーブルのマルセイユ石鹸

 第7回は、日本を飛び出し、フランスの企業を取り上げた。マルセイユから電車で一時間ほどのサロン・ド・プロヴァンスという町で、マルセイユ石鹸の製造を営んでいるマリウスファーブルという老舗企業だ。100年を越える石鹸作りを通し、合成物を一切使わず、昔ながらの製法にこだわってきた。

 世界の老舗と日本の老舗の共通点、相違点はどこにあるのかを含め、マリウスファーブルで5代目を務めるMs. Julie Bousquet-Fabreさんの話をうかがった。


すべて自然物で作るのが元祖マルセイユ石鹸

川島:マルセイユ石鹸は、ナチュラルで上質なオリーブオイルを用いた石鹸として、日本でも人気が高いものです。最初に少し、マルセイユ石鹸とマリウスファーブルの歴史について、教えていただけますか?

マリウスファーブルの5代目は姉妹が継いだ

Julie:マリウスファーブルの創業は1900年。私の曽祖父にあたる人物が興したものです。一方、マルセイユ石鹸の歴史は、中世にまで遡ります。ここプロヴァンス地方で石鹸作りが栄えたのは、豊かな原料に恵まれていたことにあります。ただそれが、「品質がいい石鹸」ということで、人々に広まっていく過程で、たくさんの類似品が出回るようになったのです。それで、ルイ14世の時代にコルベール財務総監の勅命で、「マルセイユ石鹸という呼称を付けていい製品」の条件が決められ、制度化されたのです。

川島:古い歴史があるものなのですね。それで、本物のマルセイユ石鹸とは、どういうものなのですか?

Julie:植物油だけを用い、合成物や着色料を一切使わず、徹底してナチュラルなモノ作りに徹するのが、マルセイユ石鹸の条件です。うちでは、オリーブオイル、コプラ(ココヤシの種子の胚乳を乾燥したもの)とパルム(ナツメヤシ)、ソーダと塩。こういったシンプルな材料だけで作っています。

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「老舗に問う サステナブル経営の要諦」のバックナンバー

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「「本物のマルセイユ石鹸、一途に」」の著者

川島 蓉子

川島 蓉子(かわしま・ようこ)

ifs未来研究所所長

ファッションという視点から、さまざまな分野の企業のブランド作りなどのプロジェクトにかかわる。日経MJ、ブレーン、読売新聞などで連載を持つ。2013年から現職。多摩美術大学非常勤講師。Gマーク審査委員。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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